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■市川木工・イベント情報

2016年11月11日

TOKYO2020

TOKYO2020

今回の展示会会場である東京ビッグサイトは、
東京オリンピックの現場でもあるのだけれど、
展示会自体が東京発の国際見本市ということもあり、
オリンピックを見据えているであろう和モダンテイストの出展品が、充実していた。
特に気になったのは、
「有名デザイナーとのコラボプロジェクト」のような打ち上げ花火ではなく、
(もちろんそういったものも多数あったのだけれど)
伝統工芸品や地場産業品の製作にかかわっている老舗のメーカーや職人さんらによる、
モノ作りのノウハウ知り尽くした人にしか企画開発できないような新しいものが、
とても新鮮で素敵だった。

言うなれば、
バレリーナが大道芸ワールドカップで大道芸をやったり、
オーケストラがフェス・・・例えばマグロックなんかでノリノリの演奏をするような、
確かな技術と基礎を軸にしていながらも、
今まで見たことないような新しさがある「型やぶり」な商品。

思えば、私が静岡の木工業界に来た二十数年前は、
実際にものを作っているのは年寄りの職人で、そういう人たちは
「デザインなんかわからない。自分は作る人、考える人ではない。」
と頑固に言い張り、そのうえ「あの会社ではデザイナーに誰を使っている」とか、
「デザイナーの〇〇さんが、今度はあそこの商品をデザインすることになったらしい。」とか、
そんな事ばかり言ってた。

ところが時の流れで、そんな職人も少しづつ入れ替わり、
業界にかかわる人の年代が下がると、考え方も変わってきて、
「他人に頼るのではなく、自分のセンスを生かさなければいけない」という思いや、
「年寄りがやって来たことをそのまま続けていては、先が無い」という危機感が、
「今の自分が持つ、他人にまねできないことって何?」を考えることにつながって、
「新しいものは、現場が考える」というところに来ているように思う。

デザイナーを否定するわけでは無いけれど、
作っている職人だからこそ追求できる新しさってあるんだよなーって、
東京オリンピックを目がけて商品開発をしているいろんな地方のいろんな職人から、
ものすごくパワーをもらえた展示会でもあった。


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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 10:20│Comments(0)イベント
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