クラフト家具と暮らそう!

2018年9月4日～7日、東京ビッグサイトにて開催されました
「東京インターナショナルギフトショー2018秋」が、閉幕いたしました。
市川木工ブースにも、本当の多くの皆様にお立ち寄りいただき、
誠に有難く、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

ご注文頂きました商品は、準備出来次第、順次出荷致します。
今から製作する物は、今しばらくお時間くださいますよう、
宜しくお願い申し上げます。

今後とも、（有）市川木工を、どうぞよろしくお願い致します。

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会期中、AERAに連載されている、あるコラムを読んだ。
記事のタイトルは、『映画「カメラを止めるな」これは必見です』
今話題の「カメラを止めるな」は、私も展示会が終わったら見に行こうと、
お預けにしていた映画。
ネタバレなしのそのコラムには、ぐっと心つかまれる文章があった。

面白い！と絶叫したあと、私は悔しくてたまらなくなりました。
お金は大事だけど、お金だけじゃないのよ。
マーケティングも大事だけど、それだけじゃないのよ。
やはり知恵と工夫と情熱。
コンテンツメークに必要なのは、その3つだと痛感したゆえの悔しさです。
（AERA　No,38　「ジェーン・スーの　先日、お目にかかりまして」より抜粋）

今回のギフトショーは、まさにその「知恵と工夫と情熱」の人々との
出会いと再会の場でもあった。

数年前、展示会会場にいらして以降、
ずっとOEMでオーディオ機器の木部を製作させて頂いているK氏。
おひとりで製品の設計、製作をこなすだけでなく、世界中に販売されてる。
わが社で製作させて頂いている木製ボディーの評判も上々とのこと、
今までに500台以上販売したけれど、クレームは一件も無しと、
嬉しいお話をいただいた。

我が社のブースの前を通りかかった途端、
自分の求めるものを作ってもらえると思いました！と、
一気に話が進んだ、出展者のアーチスト先生とショップオーナー様。
何千社もの出展者がある中で、弊社の一つの製品が、
まさに求めていた形だったとのことで。
いろんなものを作っていると、こういう事ってあるんだー。

年々、インターナショナル色が強くなる東京ビッグサイトでの展示会だけれど、
今回のギフトショーもまた、さらに輪をかけてインターナショナルに。
ブースにやってきた、日本語が全く話せない中国人の男性は、
なんとスマホの翻訳機能を使っての会話。
私も中国語がしゃべれないのはもちろん、英語だって中学生以下。
そんな二人が、スマホを介して会話をし、商談をするなんて！！！
さらに驚いたことには、その中国人が、スマホのテレビ電話で、
中国のスタッフらしき人に商品を見せながら説明を始めたこと！
IT機器を自在に操りながらの、とてもスマートなお話合いには、
目からうろこが落ちまくりだった。

そしてなんといっても一番感激したのが、香港からのお客様。
実は1ヶ月ほど前、私のインスタグラムを見て商品の問い合わせがあり、
実物を見たことも無いのにご注文下さったので、
つい先日出荷したばかりだった。
そうしたら今回、ショップスタッフ様数名でご来日＆ご来場。
お互いに顔も素性も知らなかったけれど、皆様明るく気さくな方ばかり。
ああこれがSNSで世界とつながるってことなんだーって、痛感。

そのほかにも書ききれないほどの、
知恵と工夫と情熱の方々や商品に、会場で出合った。
今、日本の家具業界は、次にどう進んでいくかを模索中だけれど、
この、「知恵と工夫と情熱」を握りしめていれば、
新しいコンテンツはおのずと湧き上がってくるはず！って、
根拠のない自信をお土産に、家に帰ってきた次第。

さて、帰宅した翌日、早速「カメラを止めるな」を鑑賞。
面白い！面白すぎて、悔しい！
そして、もの作りの楽しさを実感し、次に向かって頑張る力をもらった。