クラフト家具と暮らそう!

2/12～15
東京ビッグサイトにて開催されました「ギフトショー2019春」に、出展いたしました。
期間中は、多くのお客様にご来場いただきました。
ご注文頂きましたお取引先様ならびに新規のお取引先様、
商品のお問合せやご検討、OEMのご相談をいただきましたお客様、
弊社ブースにお立ち寄りいただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
ご注文品は、在庫あるものに関しては発送準備出来次第、
受注生産品に関しては、完成次第、順次発送してまいります。

今後とも市川木工を、よろしくお願い申し上げます。

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ギフトショーが終了して、あっという間の1週間。
冗談みたいに一気に暖かくなり、花粉も元気に飛びはじめました。

思えば、ギフトショー搬入日は底冷え、朝からビッグサイトは雪。
雪の降らない静岡からトラックで乗り込んできた身にとっては、涙目。
「チェーンを装着しなければいけなくなったらどうしよう！」とか、
「そもそもチェーンを取り付けられるのか？」って、頭グルグルでした。
ああ、無事に帰ってこられて良かった・・・。

さて。
今回、会場全体を見渡してキョーレツに感じたこと、それは
「地方のモノ作りを支える地場産業の商品開発は、戦国時代に突入」でしょうか？
なんてたって、地方の中小零細地場産業が生き残りをかけて取り組む商品開発は、
現在、イノベーションに次ぐイノベーションの真っ最中。

昔ながらの伝統工芸はもちろん、さらに技術を発展させたり、
全く新しい切り口で展開したり、デザインにもあらゆるアプローチありで、
まるでハヤブサ2がリュウグウまで行って何かをを拾ってきちゃうような、
なんていうか、新しいワールドに突入していく勢いで。

で、そのどこが戦国時代なのかといえば、
今まで以上に地域（都道府県とか、市町村とか）を
パッケージしてPRする傾向が、より顕著に。

その地域の、いろんな業種や団体が協力して一か所に集まり、
〇〇県という名で看板をあげて、大きなブースで出展するこで
地域をまるごと目立たせて、ブランディングも同時に行って、
明確に地域の特徴を打ち出すのは、すごくわかりやすい。

各々の都道府県レベルの出展団体のそういう出展を取りまとめるのが、
はたして行政なのか？、団体の横のつながりなのか？は、わからないけれど、
いわゆる、戦国時代の「殿」とか「大将」のような存在の戦略は、
地場産業戦国時代の団体戦（都道府県）を勝ち抜くのに
とっても大事になってくるなぁと。

そして、いろんな業種を地域でパッケージして売り出すには、
それぞれの地場が培ってきた歴史と技術を、
商品の裏付にもっともっと利用することも重要で。
たとえば、静岡の木工業のルーツが、
徳川家康が駿府城を建てるところから来ているとか、
それがどういう経緯で現在に至ってるかってことまで、
きちんとプレゼンテーションできているのといないのとでは、
商品の見え方が随分変わるんだなぁって、他の産地を見て痛感した次第。

今回、静岡県からもいくつかの出展団体があったのだけれど、
お客様から一様に言われたことは、
「静岡からの出展者は、あっちこっちにバラバラに出展してるから
それぞれ場所を探すのも大変だし、印象が薄くなって勿体ないね。」
でした。

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返す言葉も無し。

出展者たちは、みんなみんな、頑張ってる。
でも、みんながまとまって「静岡」という看板を掲げてプレゼンテーションすれば、
今までになかった化学反応も起きるかもしれないし、
都道府県対抗団体戦のような市場のなかでも、目立てるかも。

じゃあ、それをまとめるのは誰か？とか、
あの団体（会社）といっしょに出すのは嫌、という人がいるかも？とか、
お金の問題とか、どこに何を出展するのかとか、いろんな問題はあるけれど、
こういうことってやったもん勝ち。
実際、今回のギフトショーでも、見せ方が上手で気になった地域がいくつかあって。

陸上競技の短距離男子100ｍ走みたいに、
個人レベルではとても世界のトップには及ばないけれど、
リレーだったら金メダル狙えるってのと、考え方は同じ。

地場産業がたくさんある静岡県は、
市場でのチーム静岡の伸びしろが、めっちゃあるんじゃないの？って
根拠のない自信を持って帰ってきた今回のギフトショーでした。