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2020年09月16日

最近の映画レビュー、3本

最近見た中で、印象に残った3本の映画。


はちどり

最近の映画レビュー、3本

韓国映画やドラマ、良いですね。話題の作品はどれも、心を動かされます。
この作品も、深い。登場人物が抱えている、それぞのれいろんなネガティブ気持ちが丁寧に描かれてて、どの人にも共感してしまった。

少女ウニの、言葉にできない心のモヤモヤ。
自分を犠牲にして家族の世話をしたり子供の心配をしたり仕事をする母親が、ふと現実逃避する空虚な一瞬。
家族の誰からも認めてもらえていないという思いの、反抗期真っただ中の長女。
家父長制で威圧的なはだかの王様のような父親。
そんな父親の期待を一身に背負ってアップアップの長男。
ハラスメントは普通と思っている、当時の世の中。
それとは真逆の、論理的で心に響く言葉で内面を言語化し、導いてくれる塾の女性教師。

時代設定は1994年の韓国。でも、感覚的には昭和の高度経済成長期の日本と重なるなぁと。自分の小学生時代は、こんな空気感だったなぁと思いながら観ました。
何度も観たら、もっともっといろんなことが見えてきそうな1本。


コリーニ事件

最近の映画レビュー、3本

司法もののドイツ映画。

法の下、人生の恩人を殺したした犯人を、公平な目線で弁護していく新米弁護士の話。
犯人のしたことは許せなくても、その犯行動機はどこにあるのかを探っていくうちに、歴史の闇にたどり着くプロットがすごい!

あの時代(第2次世界大戦)に起きたことが、今も解決できないでいるのは、日本も同じ。戦争中の出来事は、だれが責任を取ったとしても逃れられない現実なわけで、それならばこそ、皆がその事実を忘れないこと、二度と繰り返さないことが大事だと。
そして、時代ごとに移り変わる正義感の危うさへの注意も必要。


ぶあいそうな手紙

最近の映画レビュー、3本

一人暮らしの視力の弱った老人と、世間からはみ出してしまった孤独な少女が、手紙の朗読を通じてそれぞれの人生に向き合い、未来に向かっていくお話。

いくつになっても人生は迷子になるし、大変なことだらけ。ヤケになることがあっても、次の一歩を踏み出す勇気を持てば、いつだって未来は明るい!っていう気持ちになる映画。年齢に関係なく、心の自立こそわが人生の芯というメッセージ、いただきました。


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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 09:20│Comments(0)映画
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