クラフト家具と暮らそう!

ギフトショー2020秋・LIFE×DESIGNが、無事に終了しました。
ご来場ならびにご注文いただきましたすべてのお客様に、心より厚く御礼申し上げます。
今後とも市川木工を、どうぞよろしくお願いいたします。

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コロナ禍になって、初めて出展した展示会でした。
東京オリンピック開催が延期になって以降、6月のKAGUメッセの中止、10月開催予定だったIFFTインテリアライフスタイルリビング展の中止など、計画していた展示会が無くなり、急きょ予定していなかった秋のギフトショーLIFE×DESIGNへの出展を決めました。申し込み締め切りはとっくに過ぎていましたが、主催するビジネスガイド社様の計らいで、出すことができました。

コロナ禍ゆえ、いつものギフトショーと比べると出展社数は大幅に減少、外国からの来場はごくわずか、国内からも、東京での大規模展示会に足を運ぶことのハードルの高さがあるようで、来場者は従来のギフトショーと比べるとかなり少なかったと思います。ただ、弊社ブースに関しては、お立ち寄りいただき、お話しさせていただいた業者様の人数はいつもと同程度、新しいお取引先様や新しい販路の開拓につながるヒントもあり、慌ただしかったけれど、出して良かったと痛感しています。

今回は、静岡県産ひのき材を使用した新しいブランド「ひのきの」をプレゼンテーションすることが第一の目的でした。もともと弊社は、いろんな樹種を使用しさまざまなプロダクトを企画・製作している会社なので、かねてより地元静岡県の材料を使った魅力ある自社製品を持つことは必須だと考えていましたが、今年、コロナによる自粛期間が始まったのをきっかけに、地元の木を使ったプロジェクトを具体的に始めることにしました。
今回展示したラインナップは、すでに販売実績のある商品の「ひのきの」バージョン。大人の道具箱も洗濯板も、生活の道具として、ひのきの様々な効果が加わることでさらに魅力的になっています。ご来場者様からの評判も大変良く、弊社としても今後の展開に力が入っています。ぜひお楽しみに！

さて。
コロナ以降、市場はどうなっていくのか？という問題。今回痛感したのは、着々と進みつつあるマーケット基盤を揺るがす大いなる地殻変動の地響き・・・です。商品然り、流通然り、プレゼンテーション然り。いろんなことがすごい勢いで変わっていて、もう二度と元のようには戻らないんだ！と。そういうことに向き合うための自分なりのキーワードとテーマを持ち帰れたことが、今回の最大の収穫なのかもしれません。

今回利用したGoToトラベルと地域共通クーポン、初めて見た池袋IMAXシアターの衝撃、駅の改札を颯爽とスマートウォッチで通りぬけるサラリーマンの近未来的な立ち振る舞い、外観を眺めるだけで精いっぱいで中に入ることなんて無理な銀座のハイブランドショップ、それぞれ社会人や大学生になった子供たちの私たち世代とは全く目線の違う消費行動などなど。これは、大都会と地方都市との格差か？それともそれぞれの地域の個性か？

変わる生活を知るって大変。いろんな人のいろんな感じ方を肯定的に捉えることは、驚きで楽しくもあり、驚きすぎて悲しくもあり。
でも、間違いなく言えることは、今まで長年にわたって数々の展示会に出展してきた中で、今回が一番衝撃的でした。
私の中では確実に、です。