2022年01月13日
久しぶりに、映画の話。
ドライブ・マイカーが、世界の主要映画賞を続々と受賞という嬉しいニュース。
なんてったって「ドライブ・マイカー」は、私の「2021年勝手に映画ランキング」No.1作品ですから。嬉しいというより、獲って当然、納得の受賞で、今後のアカデミー賞への期待値も急上昇中です。
振り返りの2021年、映画館で観賞した作品は42本でした。
コロナ禍でどこにも行けなかった分、週末は映画館に足を運ぶ機会が増えたのかも。
劇場観賞した中の、おススメベスト3は以下の通り。
1位 ドライブ・マイカー
日本映画史に残る傑作&名作。
2位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
モノ作りの情熱を見せつけられた大傑作。
3位 街の上で
「あの映画、良かったなー。」と、いつまでも余韻を楽しめる大好きな作品。
全部邦画になったのは、作品のレベルも高かったうえに、コロナで改めて日本の良さを共感できたからかもしれません。今年の邦画にも、期待大です。
*****
ここからは、昨年末から今年にかけて観賞した映画のレビュー
偶然と想像
はい、きました~。
今、邦画界のみならず、世界の映画界で最も旬(勝手に応援)の濱口竜介監督作品。大応援中の古川琴音ちゃん、今回もいい味出してます。名バイプレイヤーの渋川清彦さん、ナイスです!
3つの短編からなる「偶然と想像」は、それぞれの目の前で起きたことの今後の展開を頭の中で想像して、映像化したような作品。きっと、見る人によって捉え方が変わるはず。
BGMは、シューマンの子供の情景より「見知らぬ国」と「トロイメライ」。両方とも、シンプルでわりと簡単に弾ける小曲だけに、一層心に響きます。「見知らぬ国」はシーンによってアレンジも変えて、「おおお!」となりました。で、エンドロールで流れる、これまたシューマンの「森の情景」が明るい気分で締めくくってくれて、「いい映画見たな~」という余韻と満足感に浸れます。
おススメ作品。
パワー・オブ・ザ・ドッグ
大好きな俳優、ベネディクト・カンバーバッチの代表作となるでしょう、これは。令和になってもなお、パワハラ振りかざす日本の昭和おじさま達にも、ぜひ観てもらいたい作品。
リーダーシップとカリスマ性をあわせ持つ牧場主(カンバーバッチ)の、人の心を踏みにじっていくハラスメントは、まさに人間の黒歴史。自分で気が付いていないだけで、こういう人っていまだに存在します。
周囲には完璧なカウボーイのように振る舞っているけれど、その内面に隠れている人に言えない秘密が、観ている側に徐々に露呈していく演出、生々しくて新しくてゾッとしました。ゴールデングローブ賞の作品賞受賞も、納得。
おススメ作品。
ダーク・ウォーターズ
実話を元に作った作品。
「え?え?ええええ????!!!!」です。
「いや~、知らんかったよ!こんなことになってたなんて!!」です。
「ヤバいよヤバいよ」です。
化学物質がもたらす公害に私たち全員が侵されている恐怖、背筋が寒くなります。
あえてネタバレはしません、映画を観て考えてもらいたい作品。
コレクティブ 国家の嘘
ドキュメンタリーです。
それも、すごいドキュメンタリーです。
東欧ルーマニア・ブカレストのクラブ「コレクティブ」で実際に起こった火災を発端に、明らかになっていく製薬会社や病院、そして政府や権力へと繋がっていく衝撃的な癒着の連鎖。本作は、命よりも利益や効率が優先された果てに起こった国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追った、フィクションよりもスリリングな現実を捉えたドキュメンタリー映画
(公式サイトより)
これを読んでから観ると、より一層「人間の自己保身と欲」が見えてくるはず。
これまた怖い作品、でも、大事な作品でもあります。
なんてったって「ドライブ・マイカー」は、私の「2021年勝手に映画ランキング」No.1作品ですから。嬉しいというより、獲って当然、納得の受賞で、今後のアカデミー賞への期待値も急上昇中です。
振り返りの2021年、映画館で観賞した作品は42本でした。
コロナ禍でどこにも行けなかった分、週末は映画館に足を運ぶ機会が増えたのかも。
劇場観賞した中の、おススメベスト3は以下の通り。
1位 ドライブ・マイカー
日本映画史に残る傑作&名作。
2位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
モノ作りの情熱を見せつけられた大傑作。
3位 街の上で
「あの映画、良かったなー。」と、いつまでも余韻を楽しめる大好きな作品。
全部邦画になったのは、作品のレベルも高かったうえに、コロナで改めて日本の良さを共感できたからかもしれません。今年の邦画にも、期待大です。
*****
ここからは、昨年末から今年にかけて観賞した映画のレビュー
偶然と想像
はい、きました~。
今、邦画界のみならず、世界の映画界で最も旬(勝手に応援)の濱口竜介監督作品。大応援中の古川琴音ちゃん、今回もいい味出してます。名バイプレイヤーの渋川清彦さん、ナイスです!
3つの短編からなる「偶然と想像」は、それぞれの目の前で起きたことの今後の展開を頭の中で想像して、映像化したような作品。きっと、見る人によって捉え方が変わるはず。
BGMは、シューマンの子供の情景より「見知らぬ国」と「トロイメライ」。両方とも、シンプルでわりと簡単に弾ける小曲だけに、一層心に響きます。「見知らぬ国」はシーンによってアレンジも変えて、「おおお!」となりました。で、エンドロールで流れる、これまたシューマンの「森の情景」が明るい気分で締めくくってくれて、「いい映画見たな~」という余韻と満足感に浸れます。
おススメ作品。
パワー・オブ・ザ・ドッグ
大好きな俳優、ベネディクト・カンバーバッチの代表作となるでしょう、これは。令和になってもなお、パワハラ振りかざす日本の昭和おじさま達にも、ぜひ観てもらいたい作品。
リーダーシップとカリスマ性をあわせ持つ牧場主(カンバーバッチ)の、人の心を踏みにじっていくハラスメントは、まさに人間の黒歴史。自分で気が付いていないだけで、こういう人っていまだに存在します。
周囲には完璧なカウボーイのように振る舞っているけれど、その内面に隠れている人に言えない秘密が、観ている側に徐々に露呈していく演出、生々しくて新しくてゾッとしました。ゴールデングローブ賞の作品賞受賞も、納得。
おススメ作品。
ダーク・ウォーターズ
実話を元に作った作品。
「え?え?ええええ????!!!!」です。
「いや~、知らんかったよ!こんなことになってたなんて!!」です。
「ヤバいよヤバいよ」です。
化学物質がもたらす公害に私たち全員が侵されている恐怖、背筋が寒くなります。
あえてネタバレはしません、映画を観て考えてもらいたい作品。
コレクティブ 国家の嘘
ドキュメンタリーです。
それも、すごいドキュメンタリーです。
東欧ルーマニア・ブカレストのクラブ「コレクティブ」で実際に起こった火災を発端に、明らかになっていく製薬会社や病院、そして政府や権力へと繋がっていく衝撃的な癒着の連鎖。本作は、命よりも利益や効率が優先された果てに起こった国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追った、フィクションよりもスリリングな現実を捉えたドキュメンタリー映画
(公式サイトより)
これを読んでから観ると、より一層「人間の自己保身と欲」が見えてくるはず。
これまた怖い作品、でも、大事な作品でもあります。
久しぶりの、観賞メモ
新年度、映画初め
劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!
超大作から力作まで!公開中の映画がとんでもないことになってます!
映画・まとめてレビュー
キワモノ・若者・酒モノ、どれも一級品の映画3本
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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 09:13│Comments(0)
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