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2022年03月11日

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

春はアカデミー賞の発表があるので、上映や配信される作品の質がぐーんと上がる季節。私のイチオシは「ドライブマイカー」ですが、そのほかにもチェックしておきたい作品がたくさんです。

ウエストサイドストーリー

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

アカデミー作品賞にノミネートされました。
60年前の伝説のミュージカル「ウエストサイド物語」を、スティーブン・スピルバーグ監督がリメイクした作品。

製作発表時から話題でしたが、今作はオリジナル「ウエストサイド物語」へのリスペクト&オマージュに溢れ、計算され尽くしたカメラワークでダンスとシーンがつながり、オリジナルのスピリットを受け継ぎながら、統一感と絶妙な崩しを混在させた振り付けが見事。カラーデザインは、くすんでるけどビビッドカラーにも見える設計で、世界観バッチリ。

夏目漱石や三島由紀夫の作品などは、同レベルクオリティの現代語訳で読みたいと思うし、もはや原作が読解不能な源氏物語に至っては、壮大な現代語訳ではなく漫画で…と、時間の洗礼を受けてもなお残っている作品は、時代に合わせたアップデートがあると良いと思う私。だから、オリジナル「ウエストサイド物語」が古臭く感じて受け付けられなかった世代にも、違和感なく、前作のイメージそのままにリメイクされた事にブラボーです。

何より、この作品で改めてバーンスタインに触れる事ができて、その素晴らしさを再認識できたのは大収穫。

ただ、
なんか…

トニー、ちょっとダサくないですか?
そこが少し残念。


フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

とにかくオシャレ!
唯一無二の独特な世界観は悔しいくらいに素晴らしいし、何よりもその絶対的な色彩計画ですよ!世界中が絶賛するウエス・アンダーソン監督のセンス、勝手に師匠!と呼ばせていただきたい。「グランド・ブダペスト・ホテル」や「犬ヶ島」同様、美術館で絵画を見てるようです。

映画をそのまま一冊の本としてまとめた構成も素敵。内容云々ではなくて、どっぷりと世界に浸って楽しみたい。キャストも豪華。常連のビル・マーレイはもちろん、「ノマドランド」や「スリービルボード」の演技もすごかったフランシス・マクドーマンド、「戦場のピアニスト」のジュリアン・カダージオ、「007」最新2作連続のボンドガールのレア・セドゥ、個性派俳優の大御所モーゼス・ローゼンターラ、「ストーリー・オブ・マイライフ」のジョーが素晴らしかった大好きな女優シアーシャ・ローナン、そしてそして、ティモシー・シャラメ、ですよ!主役級の俳優が、こんなにも大渋滞なんて!

それにしても、ティモシー・シャラメ。いろんな面白い作品にちょいちょいと出てくるなんて、みんなに愛されてるんだなー。


Coda コーダ あいのうた

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

アカデミー作品賞にノミネートされました。

聞こえない家族の「通訳係」だった少女の
知られざる歌声
※公式サイトより


唯一の健常者が家族の中のマイノリティーであるという設定は、マイノリティーの心理をわかりやすく伝えてくれます。

社会と耳の聞こえない家族の間に立って通訳ができる娘ルビーは、家族が生きていくために必要不可欠な存在。一方、ルビーの歌には天性のものがあり、歌を歌って生きていくという夢がある。その、家族には理解されない夢と、家族を見捨てられないルビーと家族の葛藤を描いた作品。

生きる事は、互いへの思いやりと心の自立が必要。でも、自分は一人じゃないという心の支えも大事で、それが背中を押してくれます。
意志あるところに道は開けるような作品。


ナイル殺人事件

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

何度も何度も公開が延期になったこともあり、期待値マックスで観ました。

正直、期待しすぎました。最近のCG(スパイダーマンなんて特に)の進化がすごすぎるゆえか、画面づくりの陳腐さが際立ってしまって…残念。それでもここまで話を引っ張れる原作者のアガサクリスティーの才能、すごいです。


ドント・ルック・アップ

劇場も配信も、2022アカデミー賞ノミネート作品が続々!

こちらもアカデミー作品賞にノミネート。

少し前に見たときは荒唐無稽な話だと思ったけれど、ロシアがウクライナに侵攻というありえない戦争が始まった今、この、冗談みたいな映画がすごくリアルに感じられます。

観測していた彗星が、地球にぶつかることを発見した学生と教授(でぶっちょのディカプリオ!)。その必死の訴えを全く信じず、「災害なんて起こるはずない。」と危機から目をそらす人たちの、まさに「Don’t Look UP!」なドタバタを描いた作品。だれも望まないXデーが本当に来たとき、人々はどのような行動をとるのか?

彗星が衝突するのではなく、原発(チェルノブイリ然り、福島然り)が一大事になった過去の教訓からも、タイムリーな映画になりました。
そしてここにもティモ・シャラメ!ここまでくると、出てくるだけで作品が引き締まる感じさえします。


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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 09:34│Comments(0)映画
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