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2020年11月04日

TENET沼にハマる

リアルタイムでこういう作品に巡り合えた幸せ。
IMAX、重低音、ノーマルの各シアターで、現在計3回鑑賞中だけど、まだまだ底が見えない沼の深みはもはや中毒かと。文句なしの2020年No.1にして、我が人生おススメの1本として勝手に殿堂入り。

TENET(テネット)

TENET沼にハマる

この作品は、映画界の絶叫マシンです。
スタートダッシュから、いきなりトップスピード。もみくちゃになりながら頂点まで駆け上がり、次の瞬間、強引に後ろ向きに引き戻される映画版絶叫マシン。何が何だかわからないうちに全工程が終了、気が付くとスタート地点に戻ってる、極上の無限ループプロットです。

理解できないレベルのアイデアと世界観にひたすら翻弄されて、脳内がパンクして終了したのが1回目でした。どうにもこうにも1回では難しすぎて再び観たくなり、どうせ見るなら日本一のシアターで!と、池袋グランドシネマサンシャインIMAXシアターで2回目にトライ。

2回目を観てさらに驚き(※もちろんIMAXにも衝撃!)、この映画の本当の醍醐味を味わえるのは、2回目からだった!食い入るようにして観た2回目、主人公の「名もなき男」(※主人公に役名が無いところからして、渋すぎ!)の相棒のニールが主役に見えてくるマジックに脱帽。

それでも2回目終了時点での理解度は、まだまだ7割程度。そこでついに3回目にトライしました。今度こそ完全攻略を目指して、手元にある公式パンフレット(時系列と作戦の解説が書いてある虎の巻!)で完璧に予習までして観賞。そこで知った奥深さたるや。3回目にしてようやく見えてきたのは、いかなるシーンも、どのセリフも、どんな動きでさえも、過去か現在か未来かの、何らかの伏線になってるという、脅威の複雑さで。

この作品を観ることは、難関大学の入試問題の超難問にチャレンジすることと思っていただきたい。
1回目・・・初見で問題にチャレンジする段階。難しすぎて、解けないままタイムアップ。
2回目・・・答え合わせの段階。解説を見ながら丁寧に読み解くことで、理解。早ければ、ここでクリア。
3回目・・・解き直しの段階。もう一度問題に取り組むことで定着。パズルのピースがパチパチとはまっていくような喜びがあります。
私は3回目が一番面白かった!それでもまだまだ多くを見落としてしまうこの作品。なぜなら、重要なシーンほど一瞬しか出てこないから。どれもこれも大事な伏線なのに、簡単にスルーしてしまう憎らしさ。これこそが、何度も何度も見るように仕向ける手腕なんだなぁ。
さらには音楽がこれまたオシャレで。映像と音楽が一体となって、リズムが心臓のドキドキみたいで、腹の底から突き上げてくるこの感覚!これこそまさに化学反応って言って良いかと。

Netflix やAmazonプライムが急速に拡大して、家に居ながらにして映画を簡単に楽しめる時代になったからこそ、映画館でしか味わえない付加価値のある作品を作ることが重要なミッションになりました。私もモノ作りを生業にしている身。まだ誰もやっていない新しいアイデアを一番最初にやることが一番重要だと考えていることもあって、閉塞感が蔓延している業界に、ドカン!と風穴を開けたようなTENETに夢中にならずにはいられないし、どの業界もまだまだ進化の余地があるって希望も少し、いただきました。


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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 09:24│Comments(0)映画
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