2021年02月26日
愛媛行
愛媛に行ってきました。
お取引先様で新しい機械を導入するにあたり、廃棄する古い機械から、使える必要な部品をいただくのが目的。
わが社の機械はあまりにも古すぎて、同型機を使っているところなどもはや無いのでは?という中、遠く離れた他社でありながらも、奇跡的にも同じ型だった機械の現役引退。先方からの「必要なものはまるごとあげるよ。」というありがたい申し出に、私らも、臓器移植のドナーの元に臓器を取りに行くチームのような気分でした。
あらかじめ、どこの部品をどのような形で外して持ってくるかなど機械屋さんからレクチャーを受けていたので、わが社のものより格段に状態の良い部品を山盛りでいただくことができました。先方も、古い機械の引退には一抹の寂しさがあるみたい。機械本体は無くなっても、いただいた数々の部品は現役で活躍させます、必ず!
さて、なかなか行くことのできない遠方の地域は、どこに行っても見るものすべてが新鮮で。特に西日本は歴史が古いこともあって、建築物も伝統工芸品も地場産業も、地域本丸の底力を感じさせるものばかり。古い良さを残しつつ時代のエッセンスを取り入れることや、外に向かって発信するプレゼンテーションなどなど、刺激受けまくりでした。
宿泊したホテルは道後温泉本館の真ん前!

現在は改装しながらの営業なので、全景を見ることはできなかったけれど、それでもド迫力の荘厳さはさすが。朝6時に太鼓が鳴って、開湯をお知らせするんですね、そこがまた素敵。あさイチにだったにもかかわらず、すでに先客はたくさん。改装前の古いままの神の湯、十分に味わってきました。
愛媛では、松山城と市内と道後温泉。その後、瀬戸大橋を通って倉敷へ足を延ばしました。立ち寄った日本を代表する各観光地のコロナ対策は、どこへ行っても安心の◎。感心を通り越して感動すら覚えてしまうくらい。2月はじめ、東京ビッグサイトにて開催されたギフトショーも徹底したコロナ対策だったけれど、あらゆる地域から不特定多数の人が集まる有名観光地の努力は、それを上回るものあり。訪れる側もお迎えする側も、日本人の思いやりを発揮すれば、コロナとの共存は可能だ!と感じてしまう旅でした。
この度、市川木工Twitter始めました。
https://twitter.com/ichikawamokkoh
本日の工場の様子やお知らせなどなど、発信中。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
お取引先様で新しい機械を導入するにあたり、廃棄する古い機械から、使える必要な部品をいただくのが目的。
わが社の機械はあまりにも古すぎて、同型機を使っているところなどもはや無いのでは?という中、遠く離れた他社でありながらも、奇跡的にも同じ型だった機械の現役引退。先方からの「必要なものはまるごとあげるよ。」というありがたい申し出に、私らも、臓器移植のドナーの元に臓器を取りに行くチームのような気分でした。
あらかじめ、どこの部品をどのような形で外して持ってくるかなど機械屋さんからレクチャーを受けていたので、わが社のものより格段に状態の良い部品を山盛りでいただくことができました。先方も、古い機械の引退には一抹の寂しさがあるみたい。機械本体は無くなっても、いただいた数々の部品は現役で活躍させます、必ず!
さて、なかなか行くことのできない遠方の地域は、どこに行っても見るものすべてが新鮮で。特に西日本は歴史が古いこともあって、建築物も伝統工芸品も地場産業も、地域本丸の底力を感じさせるものばかり。古い良さを残しつつ時代のエッセンスを取り入れることや、外に向かって発信するプレゼンテーションなどなど、刺激受けまくりでした。
宿泊したホテルは道後温泉本館の真ん前!

現在は改装しながらの営業なので、全景を見ることはできなかったけれど、それでもド迫力の荘厳さはさすが。朝6時に太鼓が鳴って、開湯をお知らせするんですね、そこがまた素敵。あさイチにだったにもかかわらず、すでに先客はたくさん。改装前の古いままの神の湯、十分に味わってきました。
愛媛では、松山城と市内と道後温泉。その後、瀬戸大橋を通って倉敷へ足を延ばしました。立ち寄った日本を代表する各観光地のコロナ対策は、どこへ行っても安心の◎。感心を通り越して感動すら覚えてしまうくらい。2月はじめ、東京ビッグサイトにて開催されたギフトショーも徹底したコロナ対策だったけれど、あらゆる地域から不特定多数の人が集まる有名観光地の努力は、それを上回るものあり。訪れる側もお迎えする側も、日本人の思いやりを発揮すれば、コロナとの共存は可能だ!と感じてしまう旅でした。
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こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
2020年03月17日
ヤケクソ感満載のバトル映画「初恋」のぶっ飛び

テレビもネットも新聞も、新型コロナウイルスのニュースで持ちきりの毎日。世界中で株価は下がるし景気も下向き、これでは気分も下がって免疫力まで低下しそう・・・。というわけで、“すごいぶっ飛んでる”と話題の映画「初恋」で、気分をぶっ飛ばしてきました。
当初、見たい映画の優先順位では下の方だったはずの「初恋」。でも、無茶苦茶な世界観と際立つ個性が、現在公開中の映画の中でも頭一つ抜けた感じで、そんな映画を見るなら「今でしょ!」と思い立って、映画館へ。はい、想像以上にぶっ飛んでました。
タイトルは「初恋」だけど、初恋なんてどうでも良い。直球すぎて、そこがまたバカバカしくて、面白い。みんながみんな全開で、何でもアリアリの個性爆発、それを束ねる三池監督だって、実写が無理ならアニメーションで何でもアリ。そういうところの端々にクリエイティブ魂の化学反応もバチバチで、モノ作りを生業としている身には、うらやましいことこの上なし。
必見は、名優、個性派、実力派、若手、新人、いろんな俳優がぞろぞろ出てくる中にあって際立つベッキーの切れ味!これがすごいことに!!「守破離」の「破」の段階に入ったか?ベッキー!ブラボー!!主役でもなければヒロインでもなくて、歴代のヤクザ映画に出てくる女って添え物みたいな感じだけど、そんなの関係なく全員喰ってやった!って感じのぶっ飛びが痛快!
新型コロナウイルスに対抗するには、本物の太陽のコロナのようなパワーか?そういう意味でも、熱量だけはハンパない「初恋」に、得も言われぬパワー、もらいました。
2020年03月09日
2020年の映画三昧
毎年、年間6~7回くらいの展示会やイベントに出展しています。「毎回、新しいもの最低でもひとつ発表」というミッションを自分に課しているので、年中新しいなにかについて考えてます。アイデアの引き出しを増やすことなくアウトプットばかりしてると思考がマンネリになってしまうので、最近は空いた時間を見つけて、積極的にインプットを心がけるようになりました。
映画は、2時間どっぷり違う世界に浸ることでリフレッシュできるし、画面の構図や色や文字の使い方、音楽や物語の流れの時間の扱い方、作品全体のまとまりなどなど、いろんな角度から刺激をもらえるありがたい存在。だから最近は、積極的に映画館に通って映画を見るようになりました。しかも今年は年明け早々から話題作が目白押しで、いつもより多めに鑑賞してます。印象に残ってる順に、メモしてみました。
「1917 命をかけた伝令」

まだ始まったばかりの2020年ですが、おすすめNo.1はこれ。私がアカデミー賞選考委員だったら、絶対にこれを選ぶ!という作品。一人称の文章はいっぱい読んだことあるけど、これは映像が一人称。圧倒されました。全員知らない俳優ばっかりの中、たった一人知ってる人が!しかもぴったりの役で!出てきたときは「ああああっ!!!!あなたは!」ってなるくらいのインパクトで、それにもやられました。。怖さもマックス、映画館の大きな画面で見る意味と価値あります。
パラサイト

No.2はこれ。アカデミー賞作品賞受賞で、アジア映画の歴史を塗り替えた金字塔の作品。次から次に展開していくアイデアにくぎ付けで、映画が終わった後はどっと疲れが。観客の心を2時間わし掴みにし続ける作品の力量に、同じアジア人として誇らしいと思いながらジェラシーまで感じてしまう私の図々しさたるや。アイデアはクリエイティブの根幹。見習いたいです。
フォードVSフェラーリ

No.3はこれ。ギフトショー期間中、昼ごはんをお台場のヴィーナスフォートで食べて、メガウェブ・ヒストリーガレージで歴代の名車をしげしげと眺める毎日を送った直後に見たせいもあって、車のリアルさこの上なしで。バブル全盛期、夜中のF1中継を見ながら「フォードVSフェラーリ」ならぬ「ホンダVSポルシェ」の戦いに一喜一憂してたっけ?あの頃のドキドキ、思い出しました。私がひそかに応援中の子役の男の子も出てて、そのかわいさにもヤラレました。
ジョジョラビット

かわいいジョジョ。子供のころの思い出って、良いことも悪いこともデフォルメされてるのが面白いんだけど、そんな子供の視点で作られてる戦争の映画。同じ時代をヒトラー側から描いた「ヒトラー~最後の12日間」、ユダヤ人側から描いた「戦場のピアニスト」、ドイツ人の子供側から描いたこの「ジョジョラビット」、ぜひ3本まとめて見てほしい!
ナイブスアウト

推理小説ぐいぐい一気読みの気分で鑑賞。犯人は誰だ?とか、伏線は何だ?とか、回収されるエピソードはどれだ?とか、一緒になって推理する楽しさにあふれた作品。実は私、007シリーズは全然見てないのでダニエル・クレイグの魅力にいまいちピンときてなかったんだけど、カッコ良いですね、ダニエル・クレイグ。改めて007も拝ませていただきます。
カツベン

見る前は全く期待してなかったのに、すごく面白くて衝撃的だった作品。周防監督、日本映画の第一人者だけのことあります、ブラボー。全編通してひたすら溢れる映画愛に、こちらも感染しました。映画の中に出てくる部屋の間仕切りタンスを見ながら「現代の子供部屋の家具にぴったり!」と思ってしまうのは、家具屋の性。
イントゥ・ザ・スカイ

高所恐怖症には強すぎる刺激。でも、それ以上に美しい映像。未知の世界への冒険に、今の地球規模のコロナウイルスとの戦いを重ねてしまうのは私だけかな?
ミッドサマー

「今まで見たことない恐ろしさ」とか、「美しいからこそ恐ろしい」とか、とにかく「今までにない映画」というワードが多すぎて、気になりすぎて見てしまった・・・はい、見てしまいました。ネタバレ禁止とのことで、何の前情報もなく真っ白な状態で見たので・・・衝撃。隠れた伏線が多いらしく、鑑賞後に調べてみたら、「あー?そーゆー意味が???」って。も一回見て確認してみたいけど・・・その勇気・・・あるかな?
*************
今年は年明け早々から忙しく仕事をしているので、どこかに出かけるような時間が取れない中、映画だけは気がついたらいっぱい見てました。メモに残しておくと、何を見たか、どんなだったか、忘れないで良いですね。
また書きます!
映画は、2時間どっぷり違う世界に浸ることでリフレッシュできるし、画面の構図や色や文字の使い方、音楽や物語の流れの時間の扱い方、作品全体のまとまりなどなど、いろんな角度から刺激をもらえるありがたい存在。だから最近は、積極的に映画館に通って映画を見るようになりました。しかも今年は年明け早々から話題作が目白押しで、いつもより多めに鑑賞してます。印象に残ってる順に、メモしてみました。
「1917 命をかけた伝令」

まだ始まったばかりの2020年ですが、おすすめNo.1はこれ。私がアカデミー賞選考委員だったら、絶対にこれを選ぶ!という作品。一人称の文章はいっぱい読んだことあるけど、これは映像が一人称。圧倒されました。全員知らない俳優ばっかりの中、たった一人知ってる人が!しかもぴったりの役で!出てきたときは「ああああっ!!!!あなたは!」ってなるくらいのインパクトで、それにもやられました。。怖さもマックス、映画館の大きな画面で見る意味と価値あります。
パラサイト

No.2はこれ。アカデミー賞作品賞受賞で、アジア映画の歴史を塗り替えた金字塔の作品。次から次に展開していくアイデアにくぎ付けで、映画が終わった後はどっと疲れが。観客の心を2時間わし掴みにし続ける作品の力量に、同じアジア人として誇らしいと思いながらジェラシーまで感じてしまう私の図々しさたるや。アイデアはクリエイティブの根幹。見習いたいです。
フォードVSフェラーリ

No.3はこれ。ギフトショー期間中、昼ごはんをお台場のヴィーナスフォートで食べて、メガウェブ・ヒストリーガレージで歴代の名車をしげしげと眺める毎日を送った直後に見たせいもあって、車のリアルさこの上なしで。バブル全盛期、夜中のF1中継を見ながら「フォードVSフェラーリ」ならぬ「ホンダVSポルシェ」の戦いに一喜一憂してたっけ?あの頃のドキドキ、思い出しました。私がひそかに応援中の子役の男の子も出てて、そのかわいさにもヤラレました。
ジョジョラビット

かわいいジョジョ。子供のころの思い出って、良いことも悪いこともデフォルメされてるのが面白いんだけど、そんな子供の視点で作られてる戦争の映画。同じ時代をヒトラー側から描いた「ヒトラー~最後の12日間」、ユダヤ人側から描いた「戦場のピアニスト」、ドイツ人の子供側から描いたこの「ジョジョラビット」、ぜひ3本まとめて見てほしい!
ナイブスアウト

推理小説ぐいぐい一気読みの気分で鑑賞。犯人は誰だ?とか、伏線は何だ?とか、回収されるエピソードはどれだ?とか、一緒になって推理する楽しさにあふれた作品。実は私、007シリーズは全然見てないのでダニエル・クレイグの魅力にいまいちピンときてなかったんだけど、カッコ良いですね、ダニエル・クレイグ。改めて007も拝ませていただきます。
カツベン

見る前は全く期待してなかったのに、すごく面白くて衝撃的だった作品。周防監督、日本映画の第一人者だけのことあります、ブラボー。全編通してひたすら溢れる映画愛に、こちらも感染しました。映画の中に出てくる部屋の間仕切りタンスを見ながら「現代の子供部屋の家具にぴったり!」と思ってしまうのは、家具屋の性。
イントゥ・ザ・スカイ

高所恐怖症には強すぎる刺激。でも、それ以上に美しい映像。未知の世界への冒険に、今の地球規模のコロナウイルスとの戦いを重ねてしまうのは私だけかな?
ミッドサマー

「今まで見たことない恐ろしさ」とか、「美しいからこそ恐ろしい」とか、とにかく「今までにない映画」というワードが多すぎて、気になりすぎて見てしまった・・・はい、見てしまいました。ネタバレ禁止とのことで、何の前情報もなく真っ白な状態で見たので・・・衝撃。隠れた伏線が多いらしく、鑑賞後に調べてみたら、「あー?そーゆー意味が???」って。も一回見て確認してみたいけど・・・その勇気・・・あるかな?
*************
今年は年明け早々から忙しく仕事をしているので、どこかに出かけるような時間が取れない中、映画だけは気がついたらいっぱい見てました。メモに残しておくと、何を見たか、どんなだったか、忘れないで良いですね。
また書きます!
2020年01月04日
2020年・今年もよろしくお願いいたします。

2020年が始まりました。
今年も暮らしを愛する木の道具作りの毎日を、楽しみながら、悩みながら、時々振り返りながら、それでも進化しながら、精進しようと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年09月17日
感覚型のパイオニア、印象派に学ぶ

今でこそオーダー家具を筆頭に木工全般の製作をしているわが社だけれど、遡ってみれば、先々代と先代は和家具(主に和茶棚というジャンルの家具)を制作していた。そういう歴史があるので、プロパー商品に和家具で使っていた要素(銘木や、杢の絡んだ突板など)を取り入れてみたら評判も良く、今では市川木工のスタイルと認識していただけるようになった。個性的な木の素材は、その素材の選び方や使い方にも、お作法というか流儀というか、いわゆる価値観があって、作り手がそこを踏まえているかいないかは、そのまま出来上がったものが「粋」に転ぶか「野暮」に転ぶかという境目にもなると感じている。
でも、お客様がみんな素材に対して目利きなのか?といわれれば、まったくそんなことはなくて、素材の価値を知らないという人は年々増え続けている。同じ材料でも、場所によって表情が違うし、お客様の好みだってバラバラだったりする。それでもやはり付加価値のある杢目や素材が人目を引くのは確かで、すごく抽象的な表現をするなら、良い素材にはオーラというか、色気がある。わが社は、そのオーラを感覚的に取り入れて、商品を作っている。
ところが、先日開催されたギフトショーにて、ある初対面の男性来場者に「いい材料使ってモノ作って、材料にあぐらかいてるんじゃない!これからはその価値がわかる人なんていなくなるんだ!もっと勉強して来い!」と、罵詈雑言吐きまくられた。これがもうすごい剣幕なのなんのって。木という素材は厄介で、特に男性に多い木のマニアは、素材愛なのか、ものすごく語る。もう、素材しか見てない人も多い。逆に女性は素材には全く疎いけれど、商品全体の雰囲気を見て評価をする。こういう場面に出くわすと、男と女はまったく違う生き物だと痛感させられる。
お客様には、インスピレーションで選ぶ感覚型と、まわりの評価で選ぶ理論型の2種類があるように思う。それでも最近のお客様は、「かわいい」「きれい」「使いやすそう」という、なんともふわっとした感覚で選ばれる方が多くなってきた。感覚というのは超主観的なものだから、人の価値観を認められないタイプとは水と油、きっと文句を言ってきた男性には、弊社の価値観を理解してもらえなかったということだ。
先日、東京都美術館で開催中のコート―ルド美術館展を見に行った。
コート―ルド美術館は教育機関の美術館とのことで、今回公開されている作品群は印象派の名作がずらっと並んでいる上、作品解説がすごくロジカルだった。それぞれの作品について、構図や技法、時代背景など、いろんな角度から深く掘り下げているのだけれど、きっと当時の作者は(印象派なんて特に)、解説されているほど計算ずくで絵を描いていたわけではないはず。でも、その感性がのちの世できちんと理論付けされて美意識が共有されていくのは芸術の進化だし、こういうことを繰り返して時代は移り変わっていくんだ。
2019年07月02日
ジェネレーションギャップ
娘が就活で某企業の面接に行ったら、受付してたのがAlexa(アレクサ)だったらしい。
ちなみにAlexaとは、
「スマートスピーカーということで本質はスピーカーなのですが、単純に音楽を聴いたり、ラジオを流したりできるだけではありません。話しかけるだけで音楽、ニュース、ラジオの再生、天気予報の読み上げ、スケジュール管理、家電の遠隔操作などあらゆることができるうえ、話しかけるほど“成長”していくという、まさに次世代のスマートスピーカーなのです。」(商品説明より)
という、よくCMで見かけるアレで、その面接での最初の関門は、受付に鎮座しているAlexaに話しかけて自分を登録してもらうというドキドキ。
● アレクサ!
○ はい。ご用件はなんですか?
● 面接です。
○ お名前は?
・・・・・・・・というふうに、受付をしていくらしい。
働き方改革(?)を痛感。
今年、ようやく最終回を迎えた我が家の大学受験も、5年前の長女や2年前の次女の時と今回の長男では激変。いろんな段取りが、人の手を介入させることなく手続きできるようになってて焦った。例えばほんの2年前までは、いろんな大学に入試要項を申請して、各大学からの山盛りの郵便物が届いていたのに、今年は入試要項を発送する大学は皆無。どの大学もホームページから、必要なところだけ自分でダウンロードするようになってた。
出願は、ネット出願のみ。ネットのページから、自分の志望する学部や学科をポチポチと入力。私立で併願しようものなら、どんどん積みあがる支払金額に、心臓が止まりそうになってみたり。受験料の納付はコンビニ払いか、ゆうちょのペイジーで行い、銀行振り込みは不可というのも新鮮なオドロキ。コンビニでお金を払うとすぐに「入金確認しました」というメールが来て、出願書類送付に使う送り状がダウンロード可能になる仕組み。(これなら土日や夜中でも出願可能で、かなり有難い)そのプリントアウトした紙を封筒に貼って必要書類を送る段取りなので、自分で封筒に住所を手描きしたもので送っても、受け付けてもらえない。あくまでもダウンロードした紙を封筒に貼りつけて送れとのこと。
無事に書類が受理されて出願受付が完了すると、ネットから受験票がダウンロードできるようになる。受験票の写真は、スマホなどで撮った写真をPCで書類に添付する。試験日にはそれを家でプリントアウトしたものを持っていく。受験票が家のペラペラのコピー用紙だなんて、バブル世代が受ける衝撃は大きめ。
そういえば、受験勉強だって随分変わった。英単語をひたすら書いて覚えるなんて、ナンセンスだと子供らは言う。今はスマホアプリで、移動中とか空いた時間とかに、ひたすら読んで聞いて覚える方式が主流。正しく書けても、いっぱい知らなきゃ意味ないじゃん!書いてる時間が勿体ない!と。そいえば自分も、書けないけど読める漢字は、いっぱいあります。考えてみれば、受験もほとんどマークシートだから、自分の名前以外に文字を書かないまま大学に合格しちゃう人、結構いるんだろうなーなんて、思ってみたりして。
世の中のいろんな段取りがテクノロジーやらAIやらに代わったせいで、すっかりコミュニケーションレスでも生活できるようになった。
そしたら先日、母がこんなことを言った。
「近所の病院に何十年ぶりに行ってみたら、診察してたのが若いイケメンの医者だった。だけどその医者、パソコンの画面ばっかり見ててこっちを全然見ないから頭にきた、もうあそこには絶対に行かない。」
そりゃそうだ。
そして、若けりゃ若いほど、人間同士の生きたコミュニケーションが出来なくなるように仕向けられた、世の中のシステムになりつつもあるな。

ちなみにAlexaとは、
「スマートスピーカーということで本質はスピーカーなのですが、単純に音楽を聴いたり、ラジオを流したりできるだけではありません。話しかけるだけで音楽、ニュース、ラジオの再生、天気予報の読み上げ、スケジュール管理、家電の遠隔操作などあらゆることができるうえ、話しかけるほど“成長”していくという、まさに次世代のスマートスピーカーなのです。」(商品説明より)
という、よくCMで見かけるアレで、その面接での最初の関門は、受付に鎮座しているAlexaに話しかけて自分を登録してもらうというドキドキ。
● アレクサ!
○ はい。ご用件はなんですか?
● 面接です。
○ お名前は?
・・・・・・・・というふうに、受付をしていくらしい。
働き方改革(?)を痛感。
今年、ようやく最終回を迎えた我が家の大学受験も、5年前の長女や2年前の次女の時と今回の長男では激変。いろんな段取りが、人の手を介入させることなく手続きできるようになってて焦った。例えばほんの2年前までは、いろんな大学に入試要項を申請して、各大学からの山盛りの郵便物が届いていたのに、今年は入試要項を発送する大学は皆無。どの大学もホームページから、必要なところだけ自分でダウンロードするようになってた。
出願は、ネット出願のみ。ネットのページから、自分の志望する学部や学科をポチポチと入力。私立で併願しようものなら、どんどん積みあがる支払金額に、心臓が止まりそうになってみたり。受験料の納付はコンビニ払いか、ゆうちょのペイジーで行い、銀行振り込みは不可というのも新鮮なオドロキ。コンビニでお金を払うとすぐに「入金確認しました」というメールが来て、出願書類送付に使う送り状がダウンロード可能になる仕組み。(これなら土日や夜中でも出願可能で、かなり有難い)そのプリントアウトした紙を封筒に貼って必要書類を送る段取りなので、自分で封筒に住所を手描きしたもので送っても、受け付けてもらえない。あくまでもダウンロードした紙を封筒に貼りつけて送れとのこと。
無事に書類が受理されて出願受付が完了すると、ネットから受験票がダウンロードできるようになる。受験票の写真は、スマホなどで撮った写真をPCで書類に添付する。試験日にはそれを家でプリントアウトしたものを持っていく。受験票が家のペラペラのコピー用紙だなんて、バブル世代が受ける衝撃は大きめ。
そういえば、受験勉強だって随分変わった。英単語をひたすら書いて覚えるなんて、ナンセンスだと子供らは言う。今はスマホアプリで、移動中とか空いた時間とかに、ひたすら読んで聞いて覚える方式が主流。正しく書けても、いっぱい知らなきゃ意味ないじゃん!書いてる時間が勿体ない!と。そいえば自分も、書けないけど読める漢字は、いっぱいあります。考えてみれば、受験もほとんどマークシートだから、自分の名前以外に文字を書かないまま大学に合格しちゃう人、結構いるんだろうなーなんて、思ってみたりして。
世の中のいろんな段取りがテクノロジーやらAIやらに代わったせいで、すっかりコミュニケーションレスでも生活できるようになった。
そしたら先日、母がこんなことを言った。
「近所の病院に何十年ぶりに行ってみたら、診察してたのが若いイケメンの医者だった。だけどその医者、パソコンの画面ばっかり見ててこっちを全然見ないから頭にきた、もうあそこには絶対に行かない。」
そりゃそうだ。
そして、若けりゃ若いほど、人間同士の生きたコミュニケーションが出来なくなるように仕向けられた、世の中のシステムになりつつもあるな。

2019年06月20日
厄介な人

展示会には、厄介な来場者が必ずいる。
厄介な人は、取引も、商品を買ってもらう事も今まであったためしが無いので、客ではない。職業もだいたい決まってる。大抵は、建築家かデザイナーで、中にはプロデューサーという、掴みどころのない職業もある。皆、「先生」と呼ばれがちな年ごろである(概ね60歳以降)。そして今年も、お約束のように数名の厄介な人に遭遇した。
面倒なのは、厄介な人が、なにかと講評したがることだ。いきなり、全体がどうだの、商品がどうだのと、とにかく自分の意見をかぶせてくる。取引先や、実際に商品を買って使ってくださってる方からの意見は大事だけれど、なんの利害関係もない、ただ自分の意見を言いたいだけの自称お偉いさんの講評は、対処に困る。評価の高い商品も、人気のある商品も、ロングセラーの商品も、ことごとく講評される。そういう時は、ああ、また厄介な人が来たと、我慢して聞くしかない。
厄介な人に、「名刺ちょうだい」と、いきなり言われた。そのくせ、「前にももらったと思うんだけど、どこかにポイってやっちゃったから」と、事も無げに言う。私もカチンときたので、「どうせ捨てちゃうもの、もらってもしょうがないんじゃないんですか?」と、言ってしまった。そして、「これで最後ですよ。来年名刺くれって言っても、もうあげませんので」と言いながら、名刺を渡した。
別の厄介な人に「この商品は、もっとこうしなければいけない。」と、プロパーのダメ出しをされた。その意見があまりにも場当たり的だったことに加え、現行商品の形や仕様を変えることは、設計、製作工程、価格、流通すべてに関わってくる問題なので、「これはこのまま、変えません」と答えた。するといきなり、「その、人の意見を聞き入れない態度がダメなんだよキミィ!」と、人差し指で私を指さし、それをブンブン振りながら激高された。咄嗟に、「指、ささないでください」と言ってしまった。
以前、こんなことがあった。展示会の度にわが社のブースに来ては、自分がいかに有名で、すごい仕事をしてきた人間かという話ばかりする人がいた。ある時、自分のデザインしたという製品を見せてきて、感想を聞きたいと言われたので、素直に「この部分が好きではないです。」と言った。すると突然「お前に何がわかるんだ!オレはアンタなんかより、よっぽど優秀なんだぞ!」と真っ赤になって怒鳴られた。それ以降、私は、良く知らない人へのダメ出しは、直接言わないと決めた。
厄介な人の話を社長(ダンナ)にすると、「オレはそんなこと言われないよ」と言う。
女だから言われるのだろうか?周りに自分の意見を肯定してくれる人がいないのだろうか?私に説教くさいことを言えば「そうですね」と聞いてくれると思うのだろうか?他社のブースでも、こうなのだろうか?ほかの人は、どう対処してるのだろうか?
2019年05月04日
令和になった日本と天皇陛下にしみじみ
前代未聞の10連休だと世間が騒いでいたGWも、あっという間に終盤戦。
とは言え、私の周りの現役世代は10連休なんて取れてる人など、ほぼいない。
特に経営者などは、仕事と日常の境目は限りなくグレーなので、休みでも休みじゃないに近い。
でも、それは不幸なのではなくて、自分のペースでオンとオフを使い分けられるということ。
働き方改革って、労働時間を短くすることとか効率良く仕事することみたいに型にはめがちだけど、私は、自分のペースで時間を有効に使える事だと定義してる。
よって、他人からはあれこれと改革されたくないとも思ってる。
この度、日本は時代が変わった。
令和になった途端、なぜかいろんな書類の日付が「令和元年」になってて笑えた。
令和になる前までは2019年の方が目に付いてたものも、平成だったらH31で済ませてたのまできっちり「令和元年」と書かれるようになった。
そういえば、R1って省略された表記なんぞはいまだに見たことが無いくらいだ。
しかも決まって「令和」は筆文字か明朝体。
日本は、あの額入りの「令和」・・・というより、パイオニアとも言うべき、かの有名な額入りの「平成」の書の圧倒的存在感に、洗脳されまくっている。
きっと、「額入りの元号の書」というのは、どの時代もこの先ずっと、日本の元号のシンボルになるはずだ・・・多分。
そんな令和も、来年の2020の数字ならびには負けそう・・・と思ったら、来年はR2だった!
R2・2020とか?2020R2とか?20202なんてのも、使えそうだけど、どうかな?
さて、想像してたよりもずっとずっとシンプルだったのが、天皇陛下の即位。
でも、そんな中で興味深かったのは、天皇の印として継承された三種の神器の事だった。
その実物は誰も見たことが無いという話だけでも十分迫力があるのに、剣は「スサノオノミコトがヤマタノオロチの腹の中から取り出したものです」とか、「勾玉は、昔アマテラスオオミカミが着けてたものです」って話を、真面目にテレビで解説するのを聞いていて、ようやく「日本の神様は八百万の神」というのがわかったし、天皇の本当の仕事は「神々に祈ること」というのも理解できた。
そんな新しい天皇陛下は、59歳なんだって。
日本ではいまだに60歳定年という会社も多くある中、天皇陛下は60歳に届こうとしている年齢になっての本番。
長い長い修業期間を終えて、満を持して表舞台に立つ59歳。
これはすごくすごく心強い話だし、これからの日本人の象徴ってこういこともありって勝手に思ってる。
なんといっても、生涯現役の旗振り役が天皇陛下ってのは、贅沢な国だ。

元号の書ではないけど、先日作った特注の額。
材料は島桑です。
とは言え、私の周りの現役世代は10連休なんて取れてる人など、ほぼいない。
特に経営者などは、仕事と日常の境目は限りなくグレーなので、休みでも休みじゃないに近い。
でも、それは不幸なのではなくて、自分のペースでオンとオフを使い分けられるということ。
働き方改革って、労働時間を短くすることとか効率良く仕事することみたいに型にはめがちだけど、私は、自分のペースで時間を有効に使える事だと定義してる。
よって、他人からはあれこれと改革されたくないとも思ってる。
この度、日本は時代が変わった。
令和になった途端、なぜかいろんな書類の日付が「令和元年」になってて笑えた。
令和になる前までは2019年の方が目に付いてたものも、平成だったらH31で済ませてたのまできっちり「令和元年」と書かれるようになった。
そういえば、R1って省略された表記なんぞはいまだに見たことが無いくらいだ。
しかも決まって「令和」は筆文字か明朝体。
日本は、あの額入りの「令和」・・・というより、パイオニアとも言うべき、かの有名な額入りの「平成」の書の圧倒的存在感に、洗脳されまくっている。
きっと、「額入りの元号の書」というのは、どの時代もこの先ずっと、日本の元号のシンボルになるはずだ・・・多分。
そんな令和も、来年の2020の数字ならびには負けそう・・・と思ったら、来年はR2だった!
R2・2020とか?2020R2とか?20202なんてのも、使えそうだけど、どうかな?
さて、想像してたよりもずっとずっとシンプルだったのが、天皇陛下の即位。
でも、そんな中で興味深かったのは、天皇の印として継承された三種の神器の事だった。
その実物は誰も見たことが無いという話だけでも十分迫力があるのに、剣は「スサノオノミコトがヤマタノオロチの腹の中から取り出したものです」とか、「勾玉は、昔アマテラスオオミカミが着けてたものです」って話を、真面目にテレビで解説するのを聞いていて、ようやく「日本の神様は八百万の神」というのがわかったし、天皇の本当の仕事は「神々に祈ること」というのも理解できた。
そんな新しい天皇陛下は、59歳なんだって。
日本ではいまだに60歳定年という会社も多くある中、天皇陛下は60歳に届こうとしている年齢になっての本番。
長い長い修業期間を終えて、満を持して表舞台に立つ59歳。
これはすごくすごく心強い話だし、これからの日本人の象徴ってこういこともありって勝手に思ってる。
なんといっても、生涯現役の旗振り役が天皇陛下ってのは、贅沢な国だ。

元号の書ではないけど、先日作った特注の額。
材料は島桑です。
2019年04月23日
息子の一人暮らしから、いろんなことを認識した件
新年度に入ったと思ったら、平成も残りあと1週間だって、早い!
我が家も令和に向けて、生活がちょっとづつ変わってる最中。
いちばんの変化は、今年大学に入学した息子が一人暮らしを開始したこと。
だから3月は、息子の新生活用具一式を準備する期間になった。
普段から、人さまのご家庭の家具を扱う商売とはいえ、学生の、しかも一人暮らしというコンセプトは仕事ではなかなかない案件。
だからこそ、実際に一から生活具を準備し始めると、いろんなことに気が付く貴重な体験だった。
何より痛感させられたのは、今の時代感覚。
家電製品などは、量販店に行けば一人暮らしスタート用〇点セットなどなど、パッケージで売られているものが目白押しだった。
どれも手軽で安くて、わざわざ選ばなくても良くて簡単。
でも、結局は近所にあるリユースショップから、中古の洗濯機と冷蔵庫を買った。
中古とはいえ、新品同様。
値段は驚くほど安いのにスペックは高く、単身者向けには言う事なしの品物。
テレビは新品を買った。
国産の3万円程度のテレビ。
想像より安くてびっくりだったけれど、さらにネットの契約をしたらキャッシュバックが3万円ついてきた。
よって、アパートにネットをつないで、テレビはタダで入手。
パソコンも買った。
同じような年頃の若者に相談したら、「自分は学校に毎日持っていくから、Surfaceが良い」と勧められた。
Surfaceは、ちょうど春の大学生向けキャンペーンというのをやっていて、キャッシュバックがあったり、キーボードも無料サービスだったこともあり、予算内で高スペックのパソコンが手に入った。
おもちゃみたいにスリムなこのSurface、とにかく薄い、軽い、だからすこぶる便利。
大学生はもう、人によってはノートなど使わないのだなーと痛感。
カバンの中は、財布とパソコンでオッケーって、ちょっとびっくり。
家具は、展示場から使いやすそうなものを見繕って持って行った。
学生にはもったいない家具だけど、ものの基準は使って初めてわかるから、あえて。
でも同時に、家具業界全体の空気感は、時代と食い違ってる?とも思った。
家具はどうしても値段が高く、長持ちもするし、何代にもわたって使われるものだってあるから余計に「普遍的」と思いがち。
でも、生活がこれだけ変わって、いろんな便利なものがたくさん出てきて、昨日までの常識があっという間に通用しなくなることもいっぱいある中で、普遍的な商品ってどこまで通用する?なんていう疑問などがふつふつと湧き上がってきた。
何でもかんでも新しけりゃ良いわけじゃないのはわかってるけど「良いものは良い!」って言いきられちゃうのも、どうかな?
そういえば家具屋は「モノが良いです。」ってよく言うけど、そもそもその「良いモノ」の価値観って、同じなの?
なんてことを、いろいろいろいろ痛感させられた時間だった。
一消費者になって、いろんなことを客観的に見ることはとっても重要なんだって、再確認もした。

我が家も令和に向けて、生活がちょっとづつ変わってる最中。
いちばんの変化は、今年大学に入学した息子が一人暮らしを開始したこと。
だから3月は、息子の新生活用具一式を準備する期間になった。
普段から、人さまのご家庭の家具を扱う商売とはいえ、学生の、しかも一人暮らしというコンセプトは仕事ではなかなかない案件。
だからこそ、実際に一から生活具を準備し始めると、いろんなことに気が付く貴重な体験だった。
何より痛感させられたのは、今の時代感覚。
家電製品などは、量販店に行けば一人暮らしスタート用〇点セットなどなど、パッケージで売られているものが目白押しだった。
どれも手軽で安くて、わざわざ選ばなくても良くて簡単。
でも、結局は近所にあるリユースショップから、中古の洗濯機と冷蔵庫を買った。
中古とはいえ、新品同様。
値段は驚くほど安いのにスペックは高く、単身者向けには言う事なしの品物。
テレビは新品を買った。
国産の3万円程度のテレビ。
想像より安くてびっくりだったけれど、さらにネットの契約をしたらキャッシュバックが3万円ついてきた。
よって、アパートにネットをつないで、テレビはタダで入手。
パソコンも買った。
同じような年頃の若者に相談したら、「自分は学校に毎日持っていくから、Surfaceが良い」と勧められた。
Surfaceは、ちょうど春の大学生向けキャンペーンというのをやっていて、キャッシュバックがあったり、キーボードも無料サービスだったこともあり、予算内で高スペックのパソコンが手に入った。
おもちゃみたいにスリムなこのSurface、とにかく薄い、軽い、だからすこぶる便利。
大学生はもう、人によってはノートなど使わないのだなーと痛感。
カバンの中は、財布とパソコンでオッケーって、ちょっとびっくり。
家具は、展示場から使いやすそうなものを見繕って持って行った。
学生にはもったいない家具だけど、ものの基準は使って初めてわかるから、あえて。
でも同時に、家具業界全体の空気感は、時代と食い違ってる?とも思った。
家具はどうしても値段が高く、長持ちもするし、何代にもわたって使われるものだってあるから余計に「普遍的」と思いがち。
でも、生活がこれだけ変わって、いろんな便利なものがたくさん出てきて、昨日までの常識があっという間に通用しなくなることもいっぱいある中で、普遍的な商品ってどこまで通用する?なんていう疑問などがふつふつと湧き上がってきた。
何でもかんでも新しけりゃ良いわけじゃないのはわかってるけど「良いものは良い!」って言いきられちゃうのも、どうかな?
そういえば家具屋は「モノが良いです。」ってよく言うけど、そもそもその「良いモノ」の価値観って、同じなの?
なんてことを、いろいろいろいろ痛感させられた時間だった。
一消費者になって、いろんなことを客観的に見ることはとっても重要なんだって、再確認もした。

2019年03月15日
多分、人生で最も忙しく、慌ただしかった2か月
久しぶりの投稿です。
もうすぐ平成が終わるけれど、それに相応しい激動激務の日々が続いてる。
特に2月から3月にかけては、心も体も、全く休まる暇のない毎日で、
時として、「ぶっ倒れるんじゃないだろうか?」とさえ思える案件が山積み。
でも、全く健康で仕事から日常までこなせてる自分にびっくりもしてる。
健康ってありがたいって、今更ながら親に感謝したりして。
最大の心配事は、1月中旬のセンター試験から始まった息子の大学受験。
2月に入ると同時に私立大の受験が始まり、
入学試験が目白押しのシーズンに、あろうことかギフトショー出展が重なって、
展示会の準備とか出張で私がいない間の家の段取りとかモロモロが、
受験の心配でぶっとんでしまいそうになったこともたびたびあって、
身も心もヘロヘロだった。
一方、おかげさまで盛況だったギフトショー期間中には、
海外から大量注文をいただいて、これまた大変なことになったと大わらわ。
納品まで残り少ない時間の中、いろんな方のヘルプのおかげで無事に完成。
それにしても大量納品なので、こうなったらと、
コンテナに荷物を取りまとめている会社まで、自社便で輸送することにした。
片道約1,300㌔の九州へ約12時間かけて爆走し、納品完了。
その後、静岡に帰るまでの道中、2日間かけてお取引先を回りながら帰ってきた。
ちょうどその激務の最中に、最大の案件だった息子の進学先が決定。
入学手続きを済ませたら一気に気持ちが軽くなって、アドレナリン大放出。
終わりの見えないような仕事が納まったのも、アドレナリンのおかげかも。
大学合格、万歳。
ついでに高校も卒業、これまた万歳。
さてさて、進学先が決まった後は、家さがし。
とりあえず飛び込んだ不動産屋で物件をいくつか出してもらって内見し、
気に入った物件を値切ってみたら、なんと家賃が4千円も安くなった。
「家賃値切る人、他にもいますか?」って聞いたら、
「いますいます!千円でもいいから安くなりませんか?って。」と、不動産屋さん。
ダメ元でも言ってみるもんだと、自分のファインプレイに拍手。
その後はまたまた仕事に戻って、
お取引先様からいただいているいろんな案件を、今月中に納めるべく猛スパート。
有難いことには、いろんな業種からいろんなご注文あり、
大変ではあるけれど、作ることに飽きることが無い。
そして今季の受験シーズンは、最終にして最大のサプライズがあった。
私の姪っ子(兄の娘)が、東京芸術大学音楽学部に合格したんだって!
すご!
みんなみんな、受験頑張った!お疲れ様。
息子も頑張ったし、息子の友達も頑張ったし、姪っ子も頑張った。
長い時間かけてきたエピソードが、一気に回収された気分。
我が家も3人の子供の、長女の高校受験から始まった受験生活が、
ようやく終わった。
あー長かった。


もうすぐ平成が終わるけれど、それに相応しい激動激務の日々が続いてる。
特に2月から3月にかけては、心も体も、全く休まる暇のない毎日で、
時として、「ぶっ倒れるんじゃないだろうか?」とさえ思える案件が山積み。
でも、全く健康で仕事から日常までこなせてる自分にびっくりもしてる。
健康ってありがたいって、今更ながら親に感謝したりして。
最大の心配事は、1月中旬のセンター試験から始まった息子の大学受験。
2月に入ると同時に私立大の受験が始まり、
入学試験が目白押しのシーズンに、あろうことかギフトショー出展が重なって、
展示会の準備とか出張で私がいない間の家の段取りとかモロモロが、
受験の心配でぶっとんでしまいそうになったこともたびたびあって、
身も心もヘロヘロだった。
一方、おかげさまで盛況だったギフトショー期間中には、
海外から大量注文をいただいて、これまた大変なことになったと大わらわ。
納品まで残り少ない時間の中、いろんな方のヘルプのおかげで無事に完成。
それにしても大量納品なので、こうなったらと、
コンテナに荷物を取りまとめている会社まで、自社便で輸送することにした。
片道約1,300㌔の九州へ約12時間かけて爆走し、納品完了。
その後、静岡に帰るまでの道中、2日間かけてお取引先を回りながら帰ってきた。
ちょうどその激務の最中に、最大の案件だった息子の進学先が決定。
入学手続きを済ませたら一気に気持ちが軽くなって、アドレナリン大放出。
終わりの見えないような仕事が納まったのも、アドレナリンのおかげかも。
大学合格、万歳。
ついでに高校も卒業、これまた万歳。
さてさて、進学先が決まった後は、家さがし。
とりあえず飛び込んだ不動産屋で物件をいくつか出してもらって内見し、
気に入った物件を値切ってみたら、なんと家賃が4千円も安くなった。
「家賃値切る人、他にもいますか?」って聞いたら、
「いますいます!千円でもいいから安くなりませんか?って。」と、不動産屋さん。
ダメ元でも言ってみるもんだと、自分のファインプレイに拍手。
その後はまたまた仕事に戻って、
お取引先様からいただいているいろんな案件を、今月中に納めるべく猛スパート。
有難いことには、いろんな業種からいろんなご注文あり、
大変ではあるけれど、作ることに飽きることが無い。
そして今季の受験シーズンは、最終にして最大のサプライズがあった。
私の姪っ子(兄の娘)が、東京芸術大学音楽学部に合格したんだって!
すご!
みんなみんな、受験頑張った!お疲れ様。
息子も頑張ったし、息子の友達も頑張ったし、姪っ子も頑張った。
長い時間かけてきたエピソードが、一気に回収された気分。
我が家も3人の子供の、長女の高校受験から始まった受験生活が、
ようやく終わった。
あー長かった。


2018年08月18日
静岡県民必見!「夢を描いた青年石田徹也展~翔けぬけた10年のキセキ~」展
昨日は、本当に久しぶりに涼しくて爽やかだったので、
早めに仕事を切り上げ、蓮花寺池公園まで足をのばし、
ずいぶんご無沙汰のウォーキングへ。
・・・はずが、車を止めた蓮花寺池公園駐車場横にある、
郷土博物館・文学館に、驚きの看板が!
文学館第7回特別展「夢を描いた青年石田徹也展~翔けぬけた10年のキセキ~」
え?石田徹也?
え?なんでいきなりこんな田舎の、しかも博物館で?
え?入場料300円って?どうして???
もうこうなったら、ウォーキングどころではないでしょ、ふつう。
すぐさま受付に300円払って、博物館に飛び込みました、はい。
お恥ずかしながら、知りませんでした。
石田徹也さんって、焼津出身だったんですね。
で、高校まで焼津で、しかも通われてた高校は、
息子も何度かサッカーの試合で対戦したことのある、よく知ってる高校で、
大学も、私の友達がたくさん通ってたムサビで
(私はタマビ出身、ムサビとはライバルでもあり双子のような関係でもある)
年齢も、いくぶん私の方が上ではあるけど、同じような時代を美大で過ごして、
だから、当時のカルチャーとか、生まれ育った焼津や藤枝の空気感とか、
東京の美大に進んで過ごしたであろう学生時代や、卒業後のモラトリアムな感じも
なんだかもう、手に取るようにわかって。
いきなり、会ったことも無い稀代の天才画家との距離が、ドドドーッと縮まってしまった。
「ああ、ヤバイってこういう感覚かもしんない」って、しばしボー然。
なんといっても、彼の地元の中の地元、蓮花寺池公園で開催されているからこそ、
美術館で見るものとは、もうホントに全然まったく違ったものだと感じた。
アイデアスケッチもエスキースもパレットもモチーフも、そして作品も、
飾らない分すごくすごくリアルで、「あれ?自分の知ってる人だったっけ?」って
うっかり勘違いしてしまうくらい。
こういう、手に届くような生々しさのある展覧会って、
地元の持つパワーかも、それくらい衝撃的だった。
静岡県の、特に、焼津、藤枝界隈の、土地勘のある方には、
ぜひ見てもらいたい展覧会。
藤枝市文学館
2018年8月4日~9月24日まで


石田徹也公式ホームページはこちら
早めに仕事を切り上げ、蓮花寺池公園まで足をのばし、
ずいぶんご無沙汰のウォーキングへ。
・・・はずが、車を止めた蓮花寺池公園駐車場横にある、
郷土博物館・文学館に、驚きの看板が!
文学館第7回特別展「夢を描いた青年石田徹也展~翔けぬけた10年のキセキ~」
え?石田徹也?
え?なんでいきなりこんな田舎の、しかも博物館で?
え?入場料300円って?どうして???
もうこうなったら、ウォーキングどころではないでしょ、ふつう。
すぐさま受付に300円払って、博物館に飛び込みました、はい。
お恥ずかしながら、知りませんでした。
石田徹也さんって、焼津出身だったんですね。
で、高校まで焼津で、しかも通われてた高校は、
息子も何度かサッカーの試合で対戦したことのある、よく知ってる高校で、
大学も、私の友達がたくさん通ってたムサビで
(私はタマビ出身、ムサビとはライバルでもあり双子のような関係でもある)
年齢も、いくぶん私の方が上ではあるけど、同じような時代を美大で過ごして、
だから、当時のカルチャーとか、生まれ育った焼津や藤枝の空気感とか、
東京の美大に進んで過ごしたであろう学生時代や、卒業後のモラトリアムな感じも
なんだかもう、手に取るようにわかって。
いきなり、会ったことも無い稀代の天才画家との距離が、ドドドーッと縮まってしまった。
「ああ、ヤバイってこういう感覚かもしんない」って、しばしボー然。
なんといっても、彼の地元の中の地元、蓮花寺池公園で開催されているからこそ、
美術館で見るものとは、もうホントに全然まったく違ったものだと感じた。
アイデアスケッチもエスキースもパレットもモチーフも、そして作品も、
飾らない分すごくすごくリアルで、「あれ?自分の知ってる人だったっけ?」って
うっかり勘違いしてしまうくらい。
こういう、手に届くような生々しさのある展覧会って、
地元の持つパワーかも、それくらい衝撃的だった。
静岡県の、特に、焼津、藤枝界隈の、土地勘のある方には、
ぜひ見てもらいたい展覧会。
藤枝市文学館
2018年8月4日~9月24日まで


石田徹也公式ホームページはこちら
2018年07月30日
プロダクトの「旬感覚」って?
2~3か月前、ふと思い立って体重計に乗ったら、壊れてた。
いつ買ったのか思い出せないその体重計は、
確か、体脂肪が測れるようになった、ごく初期のもの。
考えてみたら、ずいぶん長持ちしてくれていたんだと実感。
そんなわけで、早速、新しいのをネットで買った。
価格は¥3,500-くらいと、考えていたよりずっと安かった。
多分壊れた方は、その倍くらいの価格だったはず。
なのに機能は、前のに比べたら比較にならないほど充実。
体重から、体脂肪から、体内年齢から、筋肉量から
なにからなにまであれやこれやと一発表示、すごい。
引き換え、向上した機能に比べてずいぶん軽くて小さくて、
まるでおもちゃみたい。
以前の壊れた体重計、底の板は金属で重たいのに、
新しいのはパーツ全部がプラスチック製だなんて!
「子供の顔して、大人の仕事」のような、
名探偵コナンくんのような体重計、恐るべし。
1週間ほど前、突然DVDレコーダーが壊れた。
これもずいぶん使ってたから、新しいのを買うことにした。
ネットで調べて、そのあと量販店に行って、値切って値切って、
4万円弱で買った。
多分壊れた方は、その倍くらいの価格だったはず。
なのに機能は、前のに比べたら比較にならないほど充実。
録画容量は倍増、画質も格段に向上、操作はサクサク、すごい!
引き換え、向上した機能に比べてずいぶん軽くて小さくて、
まるでおもちゃみたい。
以前の壊れたDVDレコーダー、、本体は金属で重たかったのに、
新しいのはパーツ全部がプラスチック製だなんて!
「子供の顔して、大人の仕事」のような、
名探偵コナンくんのようなDVDレコーダー、恐るべし。
これが、今のプロダクトなんだーと、実感する。
おもちゃのようで、おもちゃじゃない?
おもちゃじゃないけど、おもちゃ?
いやいや、もはやそんな線引き、関係ない?
昔はビジネスにはスーツだったけど、
今はそんなの関係なくなってるのと一緒か。
すべての道具は、重さも感覚も、「軽い」ってのが、
プロダクトの今の旬と実感した出来事。

●ギフトショー秋・2018
会期:2018年9月4日(火)~7日(金)
会場:東京ビッグサイト全館
ギフトショー秋2018に出展します。
招待状ご希望の方は、お送りいたします。
ご連絡ください。
いつ買ったのか思い出せないその体重計は、
確か、体脂肪が測れるようになった、ごく初期のもの。
考えてみたら、ずいぶん長持ちしてくれていたんだと実感。
そんなわけで、早速、新しいのをネットで買った。
価格は¥3,500-くらいと、考えていたよりずっと安かった。
多分壊れた方は、その倍くらいの価格だったはず。
なのに機能は、前のに比べたら比較にならないほど充実。
体重から、体脂肪から、体内年齢から、筋肉量から
なにからなにまであれやこれやと一発表示、すごい。
引き換え、向上した機能に比べてずいぶん軽くて小さくて、
まるでおもちゃみたい。
以前の壊れた体重計、底の板は金属で重たいのに、
新しいのはパーツ全部がプラスチック製だなんて!
「子供の顔して、大人の仕事」のような、
名探偵コナンくんのような体重計、恐るべし。
1週間ほど前、突然DVDレコーダーが壊れた。
これもずいぶん使ってたから、新しいのを買うことにした。
ネットで調べて、そのあと量販店に行って、値切って値切って、
4万円弱で買った。
多分壊れた方は、その倍くらいの価格だったはず。
なのに機能は、前のに比べたら比較にならないほど充実。
録画容量は倍増、画質も格段に向上、操作はサクサク、すごい!
引き換え、向上した機能に比べてずいぶん軽くて小さくて、
まるでおもちゃみたい。
以前の壊れたDVDレコーダー、、本体は金属で重たかったのに、
新しいのはパーツ全部がプラスチック製だなんて!
「子供の顔して、大人の仕事」のような、
名探偵コナンくんのようなDVDレコーダー、恐るべし。
これが、今のプロダクトなんだーと、実感する。
おもちゃのようで、おもちゃじゃない?
おもちゃじゃないけど、おもちゃ?
いやいや、もはやそんな線引き、関係ない?
昔はビジネスにはスーツだったけど、
今はそんなの関係なくなってるのと一緒か。
すべての道具は、重さも感覚も、「軽い」ってのが、
プロダクトの今の旬と実感した出来事。

●ギフトショー秋・2018
会期:2018年9月4日(火)~7日(金)
会場:東京ビッグサイト全館
ギフトショー秋2018に出展します。
招待状ご希望の方は、お送りいたします。
ご連絡ください。
2018年07月17日
すぐそこの、なんかすごいこと。

最近、ダイエット&運動不足解消に、
時間がある時にウォーキングをはじめまして。
時間的には30分~1時間ほどのいくつかのルートを、
日によって使い分けてる次第。
そんな中でもいちばん気に入っているのが、蓮花寺池公園。
いやー、すごいですね、蓮花寺池公園。
今まで、横を通ることはあっても、
その中を隅々まで散策するようなことはほとんど無かったんだけれど、
毎日通っても毎日違うことにびっくりしてます!
季節の花は、どれもこれも丁寧に手入れされてて、
桜とか藤とかからはじまり、あやめ、アジサイ、睡蓮と
怒涛のように咲き誇り。
池の周りも山の中も、毎日人の手が入って、
ほったらかして草が伸び放題なんてことが無いことにカンドー。
山の中の木にまで樹木名板が取り付けられてあって、
木工を生業にしているにもかかわらず、
生えてる木の見分けがイマイチつかない自分にとって、大層有難い。

メジャーな桜のソメイヨシノ、実はこういう漢字だったんだねー、
しかもバラ科って、知らなんだ。

蓮花寺池公園のすごいのは、池だけじゃなくて、山もあるとこ。
そして、驚くほどたくさんの人が、山の中までウォーキングしてること。
池を一周回って、山の中まで入って隅々まで歩くと、軽く1時間コース。
こういう、隅々まで行き届いた公園って、珍しいかも。
住民から愛されてるのがわかるし、私的にもかなーり愛しちゃってる。
2018年03月29日
POSシステム
大学生時代、イトーヨーカドーでバイトをしていたことがある。
仕事は、店内に掲示するPOPを作るもので、
作業場所は、バックヤードの事務所の一角の、
薄いパーテーションで仕切られた小さな部屋だった。
当然、事務所内でささやかれる店長たちの会話は丸聞こえ、
店の売り上げも、売り上げ目標も、店舗内の問題ごとも、
壁の向こうで作業している私には、筒抜けだった。
ある日、店がお休みになった翌日、店舗中のレジが変わった。
今まで手で打っていた金額入力が、バーコードをかざすだけでOKになり、
レジのスキルが自慢だったレジ担当のパートのおばさまたちは、
「今まで磨いてきたレジ打ちの技が、過去の技術になってしまった」と
食堂で休憩をとりながら、嘆いた。
イトーヨーカドーがPOSシステムを全店舗に導入たのがこの頃で、
今から思えば、ちょうどその潮目を、私は現場で見ていたのだった。
POSシステム導入後、業績はぐんぐん上がっていったのだと思う。
パーテーションの向こうでは、店長が
「いち早くPOSシステムを導入したことによって、他社との売り上げの差は歴然」
と話すのを、よく耳にした。
レジ担当のおばさまたちは、このシステムのことを、
バーコードで商品を読み取れるようになったので、
誰でも簡単にレジの仕事ができるようになったとしか認識していなかったけれど、
本当のPOSの神髄は、その商品管理システムだった。
全店舗での売り上げから売れ筋商品を見極め、
近くにある店舗間では品ぞろえを少しづつ変えることで、バランスを整え、
地域全体をグループにして、業績を上げる作戦だった。
当時、事務所での経営陣の会話を盗み聞きする日々だった私は、
これは、大企業が金をかけてできる金儲けなんだと思っていた。
あれから30年。
ついに、我が社でもPOSシステムを使うことになった。
きっかけは、催事でのカード決済だった。
ここ数年、催事出展が増えたのと、
今まで販売できなかった展示会でも商品販売が可能になったことで、
カード決済は避けて通れない課題になってた。
そのうえ最近は、低価格でカード決済ができるシステムが
いろいろなところで始まったので、使ってみることにした次第。
さて、いざPOSシステムを使ってみると、
商品の在庫管理がとても簡単にできるスグレモノだった。
すこし前、日本のキャッシュレス経済とやらについて論文を書いてた娘が、
「商品管理機能がすごいから、カード決済を度外視しても絶対に使うべきだ」
と豪語していたのだけれど、その理由も十分に理解した。
30年前、横浜にあったイトーヨーカドーの某店舗事務所の中で、
POSシステムに興奮していたあの時の店長の気持ちが
今になってわかるなんて、すごくすごく、不思議な気持ちがする。

というわけで、今年の家具メッセでは、
市川木工ブースにて、カードでのお買い物もできるようになりました。
今からご予定を入れておいてくださいませ。
仕事は、店内に掲示するPOPを作るもので、
作業場所は、バックヤードの事務所の一角の、
薄いパーテーションで仕切られた小さな部屋だった。
当然、事務所内でささやかれる店長たちの会話は丸聞こえ、
店の売り上げも、売り上げ目標も、店舗内の問題ごとも、
壁の向こうで作業している私には、筒抜けだった。
ある日、店がお休みになった翌日、店舗中のレジが変わった。
今まで手で打っていた金額入力が、バーコードをかざすだけでOKになり、
レジのスキルが自慢だったレジ担当のパートのおばさまたちは、
「今まで磨いてきたレジ打ちの技が、過去の技術になってしまった」と
食堂で休憩をとりながら、嘆いた。
イトーヨーカドーがPOSシステムを全店舗に導入たのがこの頃で、
今から思えば、ちょうどその潮目を、私は現場で見ていたのだった。
POSシステム導入後、業績はぐんぐん上がっていったのだと思う。
パーテーションの向こうでは、店長が
「いち早くPOSシステムを導入したことによって、他社との売り上げの差は歴然」
と話すのを、よく耳にした。
レジ担当のおばさまたちは、このシステムのことを、
バーコードで商品を読み取れるようになったので、
誰でも簡単にレジの仕事ができるようになったとしか認識していなかったけれど、
本当のPOSの神髄は、その商品管理システムだった。
全店舗での売り上げから売れ筋商品を見極め、
近くにある店舗間では品ぞろえを少しづつ変えることで、バランスを整え、
地域全体をグループにして、業績を上げる作戦だった。
当時、事務所での経営陣の会話を盗み聞きする日々だった私は、
これは、大企業が金をかけてできる金儲けなんだと思っていた。
あれから30年。
ついに、我が社でもPOSシステムを使うことになった。
きっかけは、催事でのカード決済だった。
ここ数年、催事出展が増えたのと、
今まで販売できなかった展示会でも商品販売が可能になったことで、
カード決済は避けて通れない課題になってた。
そのうえ最近は、低価格でカード決済ができるシステムが
いろいろなところで始まったので、使ってみることにした次第。
さて、いざPOSシステムを使ってみると、
商品の在庫管理がとても簡単にできるスグレモノだった。
すこし前、日本のキャッシュレス経済とやらについて論文を書いてた娘が、
「商品管理機能がすごいから、カード決済を度外視しても絶対に使うべきだ」
と豪語していたのだけれど、その理由も十分に理解した。
30年前、横浜にあったイトーヨーカドーの某店舗事務所の中で、
POSシステムに興奮していたあの時の店長の気持ちが
今になってわかるなんて、すごくすごく、不思議な気持ちがする。

というわけで、今年の家具メッセでは、
市川木工ブースにて、カードでのお買い物もできるようになりました。
今からご予定を入れておいてくださいませ。
2018年03月15日
女の底力
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本の最後の方に、
これからの時代に起業するのに有利なのは
男性よりも女性だろうと思います。
一般に、男性よりも女性の方が困っていることが多く、
しかも他者との共感能力が高いからです。
と書いてあった。
おお!よくぞ言ってくれました!
ですよねですよね!そうですよね!
私なんて年がら年中困ってることだらけ、
おまけに、家中の困った案件だって毎日のように発生して、
それが持ち込まれる先も、決まって私のところ。
日常茶飯事に起きる困った案件とは、
「寝坊したから、学校まで送ってほしい」
「忘れ物をしたから届けてほしい」
「欲しいものがあるのだけれど、買ってもらえないか?」
「探し物が見つからない」
「今日、何を着ていけば良いと思う?」
などという、実にくだらないことばかり。
それでもいちいち話を聞いては、
自分なりのアドバイスをしつつ、
手伝うこともあれば、自分で解決させることもある。
くだらないことでも、ひとつひとつクリアーしていくためには、
「私はそんなこと知らない。」と言って
無視するわけにもいかないのである。
そういう普段の生活があるから、
「女性の方が、共感力が高い」という文章に思わず、
「そうですよね!」と、これまた共感してしまったのかも。
さて、早速ダンナにこの文章を教えてあげたら、
「そういう線引きは、良く無いと思う。」と即答された。
・・・・・・・
なるほどね。
男の共感能力が女性より低いのは、
そういうところだぞ。
これからの時代に起業するのに有利なのは
男性よりも女性だろうと思います。
一般に、男性よりも女性の方が困っていることが多く、
しかも他者との共感能力が高いからです。
と書いてあった。
おお!よくぞ言ってくれました!
ですよねですよね!そうですよね!
私なんて年がら年中困ってることだらけ、
おまけに、家中の困った案件だって毎日のように発生して、
それが持ち込まれる先も、決まって私のところ。
日常茶飯事に起きる困った案件とは、
「寝坊したから、学校まで送ってほしい」
「忘れ物をしたから届けてほしい」
「欲しいものがあるのだけれど、買ってもらえないか?」
「探し物が見つからない」
「今日、何を着ていけば良いと思う?」
などという、実にくだらないことばかり。
それでもいちいち話を聞いては、
自分なりのアドバイスをしつつ、
手伝うこともあれば、自分で解決させることもある。
くだらないことでも、ひとつひとつクリアーしていくためには、
「私はそんなこと知らない。」と言って
無視するわけにもいかないのである。
そういう普段の生活があるから、
「女性の方が、共感力が高い」という文章に思わず、
「そうですよね!」と、これまた共感してしまったのかも。
さて、早速ダンナにこの文章を教えてあげたら、
「そういう線引きは、良く無いと思う。」と即答された。
・・・・・・・
なるほどね。
男の共感能力が女性より低いのは、
そういうところだぞ。

2018年02月16日
オリンピックのスノボ解説は、めっちゃ「スタイル入ってます!」
連日のオリンピックでの熱戦に、仕事どころではない毎日。
地球の反対側で開催される大会だと、
夜中の応援が続くから寝不足で大変だけれど、
時差が無い今回は今回で、
競技が仕事時間と重なってたりと、悩ましい事態。
そうは言っても4年に一度のオリンピック、
リアルタイム観戦を見逃したくないので、
普通ならありえないような時間に休憩(応援)を挟みながらの
変則勤務を実施中。
(ワガママと言うなかれ、譲れないもんは譲れない)
さて平昌の前半戦、平野選手の金メダル級銀メダルの大活躍もあって、
すんごく楽しかったスノボ競技。
中でもSNS等で話題になったスノボ解説は、
競技の、そして時代の空気感満載で、ツボにハマってしまった。
「おしゃれですねー」
「かっこいいですねー」
「スタイリッシュですねー」
「渋いですねー」
どうよ?この、さりげなく持ち上げてくれる感じ。
競技者の「ここ!」って見せ場にすかさず、
「スタイル入ってます!」って。
「見てくれた?わかってくれた?」
きっと競技者も、そんなふうに思ってるはず。
そのうえ、いままでずっとフィギュアスケートとかの、
「4回転!成功!」っていうのに慣れきっていたから
「フォーティーンフォーティー!決まったー!」って叫ばれて、
え?なに?360×4=1440?おおお!!!って、
多くの日本人同様(多分)、「英語は大事だ」って実感もしました。
何より、スポーツでの勝敗にかかわる判断の基準が、
「オシャレ、カッコイイ、スタイリッシュ、渋い」っていう
フェスを見てるみたいに、主観的感覚で語られるのが新鮮で。
人がやってない技とか、その人らしさを技で表現するっていうのが
「オシャレでスタイリッシュ」なんだなーって、
未知なスノボの世界からお勉強させてもらいました。
さて、自分に置き換えて、
市川木工的「スタイル入ってます!」っていうの、例えばこういう事かな?

木をコンビで使って、
組手を利用して材料(無垢材)を見せて、
くどくなく、できるだけスマートに技術を表現したんだけど、どうかな?
皆様、スタイル入ってるでしょうか?
地球の反対側で開催される大会だと、
夜中の応援が続くから寝不足で大変だけれど、
時差が無い今回は今回で、
競技が仕事時間と重なってたりと、悩ましい事態。
そうは言っても4年に一度のオリンピック、
リアルタイム観戦を見逃したくないので、
普通ならありえないような時間に休憩(応援)を挟みながらの
変則勤務を実施中。
(ワガママと言うなかれ、譲れないもんは譲れない)
さて平昌の前半戦、平野選手の金メダル級銀メダルの大活躍もあって、
すんごく楽しかったスノボ競技。
中でもSNS等で話題になったスノボ解説は、
競技の、そして時代の空気感満載で、ツボにハマってしまった。
「おしゃれですねー」
「かっこいいですねー」
「スタイリッシュですねー」
「渋いですねー」
どうよ?この、さりげなく持ち上げてくれる感じ。
競技者の「ここ!」って見せ場にすかさず、
「スタイル入ってます!」って。
「見てくれた?わかってくれた?」
きっと競技者も、そんなふうに思ってるはず。
そのうえ、いままでずっとフィギュアスケートとかの、
「4回転!成功!」っていうのに慣れきっていたから
「フォーティーンフォーティー!決まったー!」って叫ばれて、
え?なに?360×4=1440?おおお!!!って、
多くの日本人同様(多分)、「英語は大事だ」って実感もしました。
何より、スポーツでの勝敗にかかわる判断の基準が、
「オシャレ、カッコイイ、スタイリッシュ、渋い」っていう
フェスを見てるみたいに、主観的感覚で語られるのが新鮮で。
人がやってない技とか、その人らしさを技で表現するっていうのが
「オシャレでスタイリッシュ」なんだなーって、
未知なスノボの世界からお勉強させてもらいました。
さて、自分に置き換えて、
市川木工的「スタイル入ってます!」っていうの、例えばこういう事かな?

木をコンビで使って、
組手を利用して材料(無垢材)を見せて、
くどくなく、できるだけスマートに技術を表現したんだけど、どうかな?
皆様、スタイル入ってるでしょうか?
2017年12月28日
来年の目標
昨日、娘がタンスの奥に眠る私のバブル時代の洋服の中から、
ニットのカーディガンを掘り起こしてきた。
「たまに探すと、いいのあるね。これ、めっちゃかわいい。」と、
ただただ懐かしく、古臭いとさえ思っていたそのカーディガンを着て、
意気揚々と現れた。
ところが、あれれ?
娘が着たら、それは全然古臭くなくて、ホントに可愛いカーディガンになった。
なんでだ?そうか!
昔と今とでは、同じ服でもコーディネイトが全然違うんだ。
自分とはアレンジも違うし、捉え方も違う。
だから同じ洋服でも、全然違うものに見えるんだ。
そう思って、気が付いた。
実は最近、「懐かしいなー、こういうの、昔あったなー。」
と思うデザインにお目にかかる機会が、度々あった。
そして、懐かしいと思うデザインをする人は間違いなく、
自分と同年代だった。
若い時に受けた刺激が上書きされることなく、
ずーとそのままの状態で、今に至ってるようにさえ思えた。
そして、それが自分にも当てはまっているとしたら・・・と思ったら、
結構恐ろしくなった。
歳を取って、体力が衰えるとか、
白髪やシワが増えるのは致し方ないとしても、
実は作ったものにまで年代がにじみ出てしまうこと、
自分は気づけているかな?
同じ素材を使っていても、
料理の仕方が時代に合わないのはどの世界にもあって、
でも、自分は新しいマーケットをつくることを目標にしているから、
ホント、注意しないといけない。
しいて言うなら、刺身を醤油とワサビじゃなくて、
オリーブオイルと塩とコショウで食べるのが「普通」って言えるくらい
新しい時代感覚に対して柔軟になれるようにするのが、
私自身の、来年の目標。


第85回東京インターナショナルギフトショー2018春
会期: 2018.1/31(wed)2/1(thu).2(fri).3(sat)
会場: 東京ビッグサイト(東1~3.6ホール)
(有)市川木工小間No.: 東2-S18-04
ニットのカーディガンを掘り起こしてきた。
「たまに探すと、いいのあるね。これ、めっちゃかわいい。」と、
ただただ懐かしく、古臭いとさえ思っていたそのカーディガンを着て、
意気揚々と現れた。
ところが、あれれ?
娘が着たら、それは全然古臭くなくて、ホントに可愛いカーディガンになった。
なんでだ?そうか!
昔と今とでは、同じ服でもコーディネイトが全然違うんだ。
自分とはアレンジも違うし、捉え方も違う。
だから同じ洋服でも、全然違うものに見えるんだ。
そう思って、気が付いた。
実は最近、「懐かしいなー、こういうの、昔あったなー。」
と思うデザインにお目にかかる機会が、度々あった。
そして、懐かしいと思うデザインをする人は間違いなく、
自分と同年代だった。
若い時に受けた刺激が上書きされることなく、
ずーとそのままの状態で、今に至ってるようにさえ思えた。
そして、それが自分にも当てはまっているとしたら・・・と思ったら、
結構恐ろしくなった。
歳を取って、体力が衰えるとか、
白髪やシワが増えるのは致し方ないとしても、
実は作ったものにまで年代がにじみ出てしまうこと、
自分は気づけているかな?
同じ素材を使っていても、
料理の仕方が時代に合わないのはどの世界にもあって、
でも、自分は新しいマーケットをつくることを目標にしているから、
ホント、注意しないといけない。
しいて言うなら、刺身を醤油とワサビじゃなくて、
オリーブオイルと塩とコショウで食べるのが「普通」って言えるくらい
新しい時代感覚に対して柔軟になれるようにするのが、
私自身の、来年の目標。


第85回東京インターナショナルギフトショー2018春
会期: 2018.1/31(wed)2/1(thu).2(fri).3(sat)
会場: 東京ビッグサイト(東1~3.6ホール)
(有)市川木工小間No.: 東2-S18-04
2017年12月25日
スターウォーズは続くよ、いつまでも
昨晩、「スターウォーズ/最後のジェダイ」を鑑賞。
私、この新作を見るために、エピソード1~6まではDVDで、
エピソード7は、新作公開前に行われた復習上映を映画館で鑑賞、
とまあ、いわゆる万全の体制で挑みまして。
スターウォーズは、今後もまだなお続く長い物語だけど、
たった8作で40年間も世界中のSWファンを魅了させているのは
すごいこと。
それは、変わらないことと変わっていくことが、
とっても現実的に描かれていることでもあるなって、しみじみ思った。
変わらないキャラクターの、R2や3POやチューイに安心させられながら、
はるか昔、私の永遠の王子だったルークの現在に、かなりガッカリ、
でもなぜか「人間、平等に歳をとるのだ」と、ちょっと嬉しくもなった。
一方で、昔はブスにしか見えなかったレイア姫は、
みんなの心のより所でもある素敵な貫禄ある女性になってて、
「昔より、今の方がステキ!」って思えた。
フォースも然り。
あれきっと、時代とともにどんどん強くなってるんですね。
フィギュアスケートでも、昔は3回転がすごいって言ってたのに、
今や普通に4回転時代に突入しているのと同じような。
なんか今、世の中のいろんなことが過渡期で、
「昔の常識、今、非常識」ということがたくさん。
でも、その変化を楽しみながら、時代ごとの新しいことを取り入れつつ、
かつ、変わらないことも大事にしつつ、終わらずに続けていくっていうメッセージを、
なんか、スターウォーズとともに歩んできてる年代としては、
受け取ったのであります。

※(株)バンダイの作った1/72ミレニアムファルコン。
こういうのに「おお!」とうなってしまうお年頃。
私、この新作を見るために、エピソード1~6まではDVDで、
エピソード7は、新作公開前に行われた復習上映を映画館で鑑賞、
とまあ、いわゆる万全の体制で挑みまして。
スターウォーズは、今後もまだなお続く長い物語だけど、
たった8作で40年間も世界中のSWファンを魅了させているのは
すごいこと。
それは、変わらないことと変わっていくことが、
とっても現実的に描かれていることでもあるなって、しみじみ思った。
変わらないキャラクターの、R2や3POやチューイに安心させられながら、
はるか昔、私の永遠の王子だったルークの現在に、かなりガッカリ、
でもなぜか「人間、平等に歳をとるのだ」と、ちょっと嬉しくもなった。
一方で、昔はブスにしか見えなかったレイア姫は、
みんなの心のより所でもある素敵な貫禄ある女性になってて、
「昔より、今の方がステキ!」って思えた。
フォースも然り。
あれきっと、時代とともにどんどん強くなってるんですね。
フィギュアスケートでも、昔は3回転がすごいって言ってたのに、
今や普通に4回転時代に突入しているのと同じような。
なんか今、世の中のいろんなことが過渡期で、
「昔の常識、今、非常識」ということがたくさん。
でも、その変化を楽しみながら、時代ごとの新しいことを取り入れつつ、
かつ、変わらないことも大事にしつつ、終わらずに続けていくっていうメッセージを、
なんか、スターウォーズとともに歩んできてる年代としては、
受け取ったのであります。

※(株)バンダイの作った1/72ミレニアムファルコン。
こういうのに「おお!」とうなってしまうお年頃。
2017年11月12日
今年もいっこ、年齢増えました。

先週、誕生日でした。
毎年地味に年取っていたけど、
今年は積極的にFBを更新してたからか、
みなさんからお誕生日おめでとうのメッセージをいただいて、
うらしいやら恥ずかしいやら。
メッセージいただいた皆様、ありがとうございます。
ちょうどその日の夜は、
サッカーの日本VSブラジル戦があって、テレビで観戦してたら、
交代で登場した浅野選手について、
「浅野選手は、本日が誕生日です」
と紹介されてた。
おおー私、浅野選手と誕生日が一緒なんですかー。
さらに「ほぼ日刊イトイ新聞」を見たら、
糸井重里さんのエッセイ「今日のダーリン」に、
「今日、11月10日、ぬけぬけと69歳になりました」とあった。
なんと、ここにも同じ誕生日の方が!
さらにさらに、翌日の「今日のダーリン」には、
「昨日の誕生日にお祝いのメッセージをくださった方、ありがとうございました。
社内にもひとり、仕事や友人関係にも何人かの11月10日生まれのなかまがいて、
そういう人たちと、「おめでとう」と言いあうのも恒例になりました。」
とも書いてあった。
ああ、糸井さんが「11月10日の会」なんてのを作ってくれたら、
絶対に入りたいなー。
そして同じ誕生日の人と、おめでとうを言いあう仲間に入れてほしいです。
さて、来週からは、今年後半戦のメインイベント開催。
IFFT/インテリアライフスタイルリビング2017
市川木工ブース No.A-27(静岡家具ゾーン)
会期:2017年11月20日(月)~22日(水)
会場:東京ビッグサイト西1.3.4ホール+アトリウム
時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)
現在鋭意準備中。
皆様のご来場、お待ちいたしております。
2017年11月01日
時代のビッグウエーブ、どんぶらこ
銀行で、ATMに通帳を入れたら、
「この通帳はこちらではお取扱いできません。
窓口までお越しください」と、ATMに言われた。
もう一度トライしても、結果は同じ。
それどころか、ATMの機械音声が大きすぎて、
まわりから大層奇異な目で見られた。
訳も分からず通帳を窓口に持っていくと、
「通帳の裏側の磁気の鍵が壊れています」とのこと。
なんと、通帳の磁気ロックは、
携帯やスマホと一緒に置いておいただけでも
壊れてしまうのだそう。
そんなわけで、窓口のお姉さんは、
通帳の磁気シールを新しいのに取り換えてくれて、
磁気保護カードなるものをくれた。
このカードを通帳の磁気部分に合わせて袋に仕舞っておくと、
多少なりとも他の磁気の影響を受けづらくなるらしい。
それにしても、カバンの中と言うのは
留め具のマグネットに始まり、各種カード、スマホなどなど、
どれもこれも磁気を発するものばかり。
つーことは、イマドキ通帳を持ち歩くのは、古いってか?
そう思った矢先、娘が「今日は(バイトの)給料日だ」と言って、
口座の残高をスマホでチェックし始めた。
ああ、若者は、紙媒体に何の愛着も無し・・・か。
先日、名刺の情報を読み込むというアプリを、
スマホにインストールしてみた。
試しに自分の名刺を撮影してみると、
あっという間に名刺の情報が入力されて、
電話もメールもタップするだけでOKというアリエナさ。
なんといってもコレのすごいところは、
一度に大量の名刺を撮影したって、
それぞれの情報をきちんと入力してくれるところ。
そんなわけで今までたまりにたまった名刺の山は、
スマホの中に納まってしまうというわけ。
あっちもこっちも紙媒体がデータ化して、
スマホの中に納まってしまうことはとっても便利だけど、
紙という形でそこにある情報に慣れきった身にとって、
データの存在そのものを忘れてしまう危機感があるわけで。
特に人生半世紀越えの年齢ともなれば、
自分の記憶力の方に、全く自信無し。
以前、フィルムカメラがデジカメに一気に変わったり、
電話が携帯できるようになったりした時には感じなかったものが、
目の前から一気に無くなっていく紙媒体から、
ヒシヒシと感じられるようになった。
その名は、恐怖。
明治維新で、
バッサリと髷を切った侍と、いつまでも髷を結い続けた侍では、
どっちが正解だったかと言えば、やっぱり髷を切った方なわけで。
でも、髷を切るのは、心が痛いんだよなーと、
なんだか今の時代に通じるものがあるように思うのは、
私だけかな?

「この通帳はこちらではお取扱いできません。
窓口までお越しください」と、ATMに言われた。
もう一度トライしても、結果は同じ。
それどころか、ATMの機械音声が大きすぎて、
まわりから大層奇異な目で見られた。
訳も分からず通帳を窓口に持っていくと、
「通帳の裏側の磁気の鍵が壊れています」とのこと。
なんと、通帳の磁気ロックは、
携帯やスマホと一緒に置いておいただけでも
壊れてしまうのだそう。
そんなわけで、窓口のお姉さんは、
通帳の磁気シールを新しいのに取り換えてくれて、
磁気保護カードなるものをくれた。
このカードを通帳の磁気部分に合わせて袋に仕舞っておくと、
多少なりとも他の磁気の影響を受けづらくなるらしい。
それにしても、カバンの中と言うのは
留め具のマグネットに始まり、各種カード、スマホなどなど、
どれもこれも磁気を発するものばかり。
つーことは、イマドキ通帳を持ち歩くのは、古いってか?
そう思った矢先、娘が「今日は(バイトの)給料日だ」と言って、
口座の残高をスマホでチェックし始めた。
ああ、若者は、紙媒体に何の愛着も無し・・・か。
先日、名刺の情報を読み込むというアプリを、
スマホにインストールしてみた。
試しに自分の名刺を撮影してみると、
あっという間に名刺の情報が入力されて、
電話もメールもタップするだけでOKというアリエナさ。
なんといってもコレのすごいところは、
一度に大量の名刺を撮影したって、
それぞれの情報をきちんと入力してくれるところ。
そんなわけで今までたまりにたまった名刺の山は、
スマホの中に納まってしまうというわけ。
あっちもこっちも紙媒体がデータ化して、
スマホの中に納まってしまうことはとっても便利だけど、
紙という形でそこにある情報に慣れきった身にとって、
データの存在そのものを忘れてしまう危機感があるわけで。
特に人生半世紀越えの年齢ともなれば、
自分の記憶力の方に、全く自信無し。
以前、フィルムカメラがデジカメに一気に変わったり、
電話が携帯できるようになったりした時には感じなかったものが、
目の前から一気に無くなっていく紙媒体から、
ヒシヒシと感じられるようになった。
その名は、恐怖。
明治維新で、
バッサリと髷を切った侍と、いつまでも髷を結い続けた侍では、
どっちが正解だったかと言えば、やっぱり髷を切った方なわけで。
でも、髷を切るのは、心が痛いんだよなーと、
なんだか今の時代に通じるものがあるように思うのは、
私だけかな?
