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■市川木工・イベント情報

2010年03月23日

ご褒美演奏会は未来への掛け橋

3連休中、娘たちが出演した2つの演奏会に行きました。
ひとつはピアノ、もうひとつは吹奏楽。
どちらも「コンクール受賞」と「1年間頑張った成果」を発表する、
ご褒美演奏会。

今、子供達を取り巻く音楽環境はとても恵まれていると思います。
それこそコンクールはいくらでもあるし、
プロも羨むホールでの演奏だって、
超一流ホールで開催されるコンクールに出場するなら誰でも可能なのです。

コンクールに出ることはとても有意義なこと。
難しいテクニックの習得も、気が遠くなるほど長時間の練習も、
コンクールに通りたい一心で出来ることです。

でも、そんなに頑張って練習してきたにもかかわらず、
コンクール本番になると「ノーミスで」とか「流れを止めないように」とか、
余計なことばかり考えて演奏が堅くなってしまいます。

上手な演奏をしている子でさえ、
「ここはこのように弾きなさいね。」と指導を受けて、
それを一生懸命実践しているんだなあ、と思うことさえあります。
演奏はとても上手なのに、生き生きしていないのです。

ご褒美演奏会は未来への掛け橋

先日図書館で借りた本、
千住真理子さんの「歌って、ヴァイオリンの詩 2」を読んでいたら、
そんな私の『?』を『!』に変えることが書いてありました。

15,6才のある日、こんなことを江藤俊哉先生に言われたことがある。

あなたの演奏はとても美しくほぼ完璧で言うことはない。
ただ一つ、あなたの演奏はシャボン玉のように消えてしまう。
いつの日か、僕を泣かせてくださいね。あなたの演奏で…


これは表現者にとって最も難しく、永遠の課題なのでしょう。
どんなに美しい演奏ができる人でも、人の心に触れるものとなると難しいのです。

さて、冒頭に書いたご褒美演奏会。
これはコンクールでは無いので、皆が自由に弾いていい演奏会。
上手、下手、ということではなく、子供らしい生き生きした演奏に、
たくさん巡り合えました。
吹奏楽演奏会も、これこそ中学生のパワー!という楽しい演奏でした。

自分の音で思いきり演奏する楽しさを体験して、
また、次なるコンクールや夏の大会に向けた練習の日々に向かうのでしょうね。
そんな姿に活力をもらうのは、実は私たち大人であります。


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Posted by フォレストビュー/いちかわ at 10:27│Comments(0)音楽
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