2008年12月09日
時間と空間/子供の芸術

日曜日、AOIにて開かれたピアノ演奏会。
幼稚園から大人までのみなさんの見事な演奏を聞きに行きました。
それぞれの出演者のみなさんが、
自分の音で歌ったりお話したり怒ったり笑ったり、
そんな時間の芸術を、心行くまで楽しみました。
使用したのはたった1台のピアノですが、
表現はまさに千差万別、
ピアノとはこんなにも奥深いものかと思わずにはいられませんでした。
出演者の大半を占めるこどもの音楽は、
ときにかわいらしく、ときにけなげで、ときに恐ろしく豹変し、
本当に大人顔負けの演奏。
どんなに小さくても自分の声を持っているのは、
素晴らしいですね。
客観的に上手いとか下手とかではなく、
自分の内面を大勢のお客様に向かってぶつけることができる子供たちは、
無敵だと思いました。

翌日月曜日は小学校が代休でお休みだったため、
小学生組と演奏会を聞きに来てくれた両親といっしょに「ねむの木こども美術館」へ。
到着するまでのロケーションの素晴らしさと建築の素朴さが、
こどもの絵をさらに神秘的にしていました。
音楽が時間なら、ARTは空間の芸術。
絵の中から発せられるメッセージを、
自然の中に身をおいて味わってきました。
都会の美術館などは、
建物を出るとすぐに現実に引き戻されてしまいますが、
ねむの木村は、入口からだんだんと秘密の世界に入っていき、
絵と向き合い心が温かくなったところで、
自然の中で噛み締めることのできる、
とても贅沢な場所でした。
静岡発/こどもの芸術に拍手!
Posted by フォレストビュー/いちかわ at 08:54│Comments(2)
│芸術
この記事へのコメント
まだ春は名のみのころ、孫達とねむの木こども美術館へ行きました。
東京六本木まで追っかけやったり、何度足を運んでも、飽きることはありません。純粋な心の絵が本当に感動を与えてくれますね。いつも涙目の私です。ついでに吉行淳之介の文学館へも、贅沢な空間がすきです。
東京六本木まで追っかけやったり、何度足を運んでも、飽きることはありません。純粋な心の絵が本当に感動を与えてくれますね。いつも涙目の私です。ついでに吉行淳之介の文学館へも、贅沢な空間がすきです。
Posted by 4646kikue at 2008年12月09日 11:43
*4646kikueさん
ねむの木の絵は、作為がないところがいいですよね。
そして何より色がきれい!
きっと自然に包まれて生活しているからなんでしょうね。
自然の色は無敵ですから。
文学館も素晴らしかった、展示も建築もそして風景も。
入口のチーク(?)の床、文学的でした。
置いてあるピアノ、娘が弾きたそうでした。
こんな場所が静岡にあるのは、ちょっと自慢かも(笑)
ねむの木の絵は、作為がないところがいいですよね。
そして何より色がきれい!
きっと自然に包まれて生活しているからなんでしょうね。
自然の色は無敵ですから。
文学館も素晴らしかった、展示も建築もそして風景も。
入口のチーク(?)の床、文学的でした。
置いてあるピアノ、娘が弾きたそうでした。
こんな場所が静岡にあるのは、ちょっと自慢かも(笑)
Posted by フォレストビュー/いちかわ
at 2008年12月09日 16:53
